ひなたぱん

天然酵母ぱんと過ごす、のんびり日々の記録です

かーかちゃんと、シャンディーガフと。・・・です。

2023年04月05日 | 日記
2023年4月5日 水曜日曜日


我が家の愛すべき問題児の次女と、 「 そうだ、 京都に行こう。 」 を楽しんで来ました。


長女が産まれ、 子育てをしている時は、 解らない事だらけ + 助けてくれる人は居ない + 生活する事で精一杯 etc  etcでに追われ、

長女を育てている時は、 母の私は、 いつも、 いつも、 何かと戦って居て、 「 可愛い。 」 と感じる余裕さえない日々でした。

次女が産まれた時、 出産は、 計画的帝王切開。 ← 長女の時は、 救急車で搬送され、 緊急の帝王切開。 と出血もひどく 輸血騒動で、、、

長女の事で 精一杯だったから、 申し訳ない程に、 次女は ほったらかし状態で。。。

けれど、 戦う子育てを放棄した次女との関係性の中で、 初めて、 「 可愛い。 」 と感じる事の出来た私が居ました。

お利巧ちゃんで、 手がかからない次女は、 ってか、 長女もお利巧ちゃんで手がかからなかったのに、 勝手に私が、 いつも、 何かと戦って、

成長に於いて、 全てに余裕が無く、 幅が無く、 追いつめられる子育てを、 長女の時はしてしまって居ました。

いつも、 いつも、 ココロが 何かと戦ってる子育てでした。

それに代わって、 次女に対しての子育ては、 私が、 インテリア木工科での学びを受けたり、 福祉作業所の仕事に携わったり、

そこでの人間関係で ココロが壊れて、 食事を作る事も、 家事をする事も、 一切 出来なくなったり、

3年間、 引きこもりになったり、 もう、 しっちゃかめっちゃかな時間を、 次女は、 全て 受ける羽目になって、、、


生きる事に不器用で、 上手に生きる事が出来ない私の、 全てを受け止めて 過ごしてくれていた 長女の悲しげな顔や、 次女の後ろ姿を、 忘れる事が出来ません。



今でも、 私の中の次女は、 小さい時のままの、 色白で、 髪の毛がフワフワで、 瞳の中に宇宙を宿した 小さな、 小さな かーかちゃんで、

既に 30過ぎても居るのに、 やっぱり、 私の中では、 小さな、 可愛い かーかちゃんで、、、、

( 次女は、 かなえ と言う名前なので、 家族からは、 「 かぴちゃん。 」 私は、 「 かーかちゃん 」 と呼びます。)


その かーかちゃんとの 「 そうだ。 京都に行こう。 」 旅は、 全て 次女が計画をし、 ツアー等の予約も熟し、

結局、 寄る年波の私は、 何一つ役に立たない、 小さくて、 可愛いかぴちゃんに、 おんぶにだっこの旅でした。

ピザ屋さん 取り組むなら、 参考になる様に、、、と、 四条のイタリアンのランチの予約を入れてくれ、



「 トンさん、 飲み物 何を頼みますか。 (← 娘達は、 母の私の事を、 トンさん。 と呼びます。) 」

と、 次女は何気なく聞きます。

メニューには、 シャンディーガフ。 カシスビール 等々。

30年以上 自宅で飲むこと以外経験のない私は、、、メニューの文言に、 「 ???? 」 「 ???  」 ばかり。

私は、 そこで 人生初めて、 シャンディーガフ を知りました。

私の小さな、 可愛いかーかちゃんが、 「 あー、 シャンディーガフですか。 シャンディーガフは、 ジンジャーエールとビールのカクテルです。 」 

と、 さも当たり前の様に教えてくれました。

その言葉の中に、 次女の過ごして来た時間。 私の知る事の無い時間を感じる事が出来ました。

「 この前、 送別会で、 特上寿司を食べました。 」

「 社長が、 北海道に新たな会社を立ち上げ、 そこに参加しないかと声かけが有りました。 」

「 執筆した論文が、 雑誌に掲載されました。 」

等々の 会話をする中に、 私の知る 小さな、 可愛いかーかちゃんは、 私の知らない、 見る事の無い 一人の人。 になって居ました。

私の 小さな、 可愛いかーかちゃんは、 私の中だけになって居て、 目の前には、 自立した、 一人の女性が存在していました。。。

嬉しい様な、 寂しい様な、、、、


私は、 齢を取り、 いつの日か 消えて無くなります。

子供たちは、 今を活き、 その先を生きます。


「 私が いなくなっても、 きっと大丈夫なんだろうな。 」 と、 私の知る事の無い世界を持った娘の姿を見ました。

私の、 小さく、 可愛いかーかちゃんは、 私の知らない世界を、 自分でしっかり作り、 活きている。

くだらない様な、 ビールカクテルのシャンディーガフで、 私は、 感じ、 知る事が出来ました。

子供たちの過ごして来た時間。 それは、 誰も知る事が出来ない時間。 私が、 知る事も、 見る事も出来ない時間。

私の知る事も、 見る事も出来ない時間を、 子供たちは、 過ごしているのです。

私の小さくて、 可愛いかーかちゃんは、 私の知らない世界をしっかりと活きている人。 に、 なって居ました。


それからは、 やっぱり 大好きなカーかちゃんと、 一日 2万歩近く歩きながら、

二条城、 平等院、 金閣寺、 銀閣寺、 清水寺、 京のおばんさい料理、 京懐石、 円山公園、 高台寺、 東寺、 鈴虫寺の説法、 嵐山散策。 八方睨みの龍の天龍寺。 等々。

私の小さなかーかちゃんは、 私が居なくなっても立派に生きて行けるだろうと確信の持てる人になって居ました。

私の小さなかーかちゃんは、 一人の、 自分で立って行ける人間になって居る事を知りました。

嬉しい様な、 少し寂しい様な、 でも、 ホッとできる様な、 何とも言えない京都旅になりました。

とても素敵で、 ちょこっと疲れた旅。でした。
























少し疲れて、 少し頭の中が混乱しています。

子供の成長を目の当たりにした時、 いつまでも小さな子供であるだろうと思っている母の私は、 子供の成長に狼狽えます。

私だけが取り残され、 置いてけぼりの気分です。

それでも、 先に消えて無くなる親の私は、 その先の子供の安心を思い、 「 きっと、 それがありがたい事なんだ。 」 とも思います。

明日は、 木曜日ぱん販売のお休みを頂戴しております。



少しだけ、 今の思いを味合わせて頂こうと思っています。

少しだけ、 少しだけ、 辿り着いた思いです。

シャンディーガフ。。。 そのカクテルだけで、 感じた思いです。


子供たちは、 私の知らない時間を、 過ごしていました。

私は、 私の時間しか、 知る事が無いし、 感じる事も無いし、 理解も出来ないし、 

私は、 本当に、 小さな、 小さなものでしかない事を、 シャンディーガフのカクテルから痛感しました。

本当に、 学びの多い旅となりました。









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