晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

上林の盃状穴(20) 番外編 6/4

2013-06-05 | 歴史・民俗

2013.6.4(火)快晴 上林の盃状穴(19)は2013.5.27

 前回京都帝釈天(南丹市八木町船枝)を訪れ、盃状穴らしきものを発見したのだが、用具が無くて詳しく調べることが出来なかった。今日はまたしても快晴の日となり、再度登って確かめることとした。盃状穴調査三種の神器(携帯バケツ、スケール、ブラシ)を忘れずに持って、できる限り聞き取りもする覚悟で登り始める。
 ほとんど舗装されているので車でも登れそうだが、なにかとウオッチングしながら行きたいので、徒歩で登る。2回目だからかあっと言う間に帝釈天の石段下に着く。ここには前回土にまみれて確認できなかった盃状穴候補がある。
 佐手に手水鉢があるのでひしゃくで水を汲んで穴の周囲を洗浄するが間に合わない。用意したバケツで汲んでザブザブと洗う。濁った水が澄んでくると穴が全容を表す。
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石段下の左方の石盤に穴がある。苔と土を落とすと円形かと思っていたのが実は径3cmあまりの四角形であることが解る。底部は水洗いしないと様子が分からない。

 丸い穴だと思っていたのが、実は四角だった。そして穴の中にでべそのようにある膨らみが、実は小石が穴の中に挟まっているようだ。明らかに穴のある石材とは違う色をしている。木ぎれで石をこじ出そうとするが、びくともしない。マイナスドライバーでもなければ取り出せない。次回から四種の神器としよう。盃状穴であれば石がはまり込むということはない、なにしろ盃状なのだからすぐに取り出せる。
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水洗いすると底がどうなっているか解ってくる。どうやら小石が挟まっているようだ。となりに古い台座があり四角の穴があいている、どうやらこの類いらしい。

 ということで石段下の穴は盃状穴ではなかった。では、何かというとすぐそばにヒントがあった。現在は石灯籠になっているが、かつては木の柄が立ててあって提灯でもぶら下げてあったのだろうか四角い穴の残った台石が残されている。おそらくこういった工作物の痕跡のようだ。
 本堂の周囲や社務所の周囲など再度石造物を中心に観察するが盃状穴らしきものは見当たらなかった。本堂周辺には盃状穴は無いものと結論づけていいだろう。本堂の後ろに奥の院への登り口がある、こちらにはどのような建物があるのか解らないが、未だ訪問していないので解らない。つづく

【晴徨雨読】222日目(2007.5.6)高知滞在

連休も明けたので出発しようと思ったら、朝から猛烈な雨である。高知市も飽きたのだがやむなく連泊することにして、バスで県立歴史民俗資料館などに行く。県立の立派な施設だが中身はつまらないものだった。高知に戻り、くろしお鉄道で温泉に行く。電車、バスの旅が時間的にも経費の面でもいかに非効率か、逆に言えば自転車の旅がいかに効率的であるかをつくづく思い知らされた1日であった。Img_5130

県立歴史民俗資料館の内部の写真は撮影禁止だったのだろうか一枚も無い。内容的にも面白くなかったからだろうか。写真は四万十川上流域の古民家を移築したもの。




【今日のじょん】昨日のことだが、コロ助が来じょんした。子犬だけに妙に元気で、また妙に人なつっこい。まあ、じょんには無い性格だが、犬って成長が早いなあ。
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マーブルの時もそうだったんだが、帰ろうとすると嫌がるのである。ドッグランどが楽しくて帰るのが嫌なのか、それとも何か他のことをうったえているのか解らないが、、、。P1040551

  

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