晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

大唐内のこと(78) 丸山とイモリ村 

2011-09-27 | 歴史・民俗

2011.9.26(月)曇

 猪鼻峠の由来について、峠道の途中に猪鼻という地名があるのだろうと予想し、踏査してみる必要があろうかと思っていたのだが、若狭郡縣志に猪鼻山の名前を見つけた。「猪鼻山・・・三國嶽連峯而在東方」とある。関屋村に属し、頂上は若丹の国境にあるという。これだけでどのピークか判断はできないのだが、候補としては猪鼻峠と坪坂峠の間のピーク、その東のピーク、そしてその又東の474mのピークが挙げられる。市茅野の西側の尾根の頭、市茅野の正面のピーク、市茅野の東の尾根の頭ということになる。文面からは国境稜線上にあること、三国岳の東にあることしか解らず、何とも言えないが、古地図など調べれば載っているかもしれない。Img_3538
 
右が474mのピーク、左が正面のピーク。
(市茅野の入口あたりから)


 サンドラ山やイモリヶ嶽が古地図に載っていないかと小浜の図書館にいったときのことである。大飯郡誌の冒頭に福井縣大飯郡圖という古地図があるのだが、なぜか若丹国境の三国岳周辺部分が破れているのである。経年の使用で損傷したものかもしれないが、研究者が故意にちぎって持ち帰ったのではないかと悲しい気持になる。研究に打ち込むあまり、道標や地蔵尊などを持ち帰る行為がままあると聞く。それは真実を追究しようという姿勢とは無縁のものである。
 古地図や文献を探し、地元で聞き取ることで猪鼻山の位置は確認できるだろうが、猪鼻峠の東の小ピークがそれではないかと思っている。猪鼻峠の峠名の由来は猪鼻山だろうから、すぐ隣のピークが可能性が高いと考えるわけだ。Img_2720
 
猪鼻峠、写真の方向に稜線を辿ったところが猪鼻山と考えるのだが。


 それでは猪鼻山の由来はなんだろう。猪鼻峠の峠名考察は既に結論を出しているのだが(大唐内のこと62~65)、実はその結果にどうも納得がいかないで今日に至っている。つづく(大唐内のこと(77)は2011.9.4)

【作業日誌 9/26】
じょんのび村芝張り下段終了

今日のじょん:犬は屁をこくか?イヌを飼っていない人には難問かもしれないが、飼っている人にはかんちこちんの問題である。
 答、人間ほどではないがガスが出るのは当然である。
今朝も散歩時にプーっとやっちゃって、自分自身も音に驚き、なんじゃという感じでお尻の方を臭いでいた。最近カボチャや馬鈴薯多いからなあ。こういう感じ。(2011.6.16)Img_3085

 

  

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 芝張り大作戦 9/25 | トップ | 大唐内のこと(79) 丸山... »

コメントを投稿