晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

四塚-7 2/13

2018-02-13 | 上林たんけん隊

2018.2.13(火)晴れ 四塚-6は2018.1.6

 前回平安京の朱雀大路について書いていたのだが、櫛笥小路(くしげこうじ)について面白い新聞記事を見つけたので紹介しよう。櫛笥小路(通)は大宮通と壬生通りの間にある南北の通りである。記事は2月2日の京都新聞「みやこ今昔 大路小路から」という歴史の記事だ。

 実はその櫛笥小路は東寺のど真ん中を通っているのだ。八条通の北総門から北大門までの間が平安京当時のままの幅で残っているというものである。平安時代の定めのまま12mの幅で残っているというのだ。ちなみに大路は24m以上と言われている。なーんだそれだけのことかと思われそうだが、平安時代の大路小路はその後蚕食されつくされ、(耕地や宅地とされた道路は巷所・こうしょと呼ばれる)当時の幅が残っているのはおそらくここだけじゃないかと思うのだ。
 四塚を訪問した際に偶然にこの通りに入り込んだことが不思議に思える。もちろんその時には平安時代の道巾が残っているなんて知らなかったことである。旅に出たり、歴史の調査に出かけたときに、何気なく訪れたところが後から重要な場所だったりすることがよくある。
 櫛笥小路は北総門から自由に入れるので、平安時代の小路を体験して頂きたい。なお、石畳となっているがこれは明治になって寄進されたものだそうだ。櫛笥通りは八条通北にも続いているが、見事に巷所化しておりその差を見るのも楽しいものだ。
【今日のじょん】長く続いた寒気がようやく治まるそうだ。この間のじょん写真を公開しておこう。

これは雪の中で頑張ってるゴンちゃんとぬくぬく車の中から覗いているじょん。(2月2日)

まだ雪の残ってるおおいの芝生広場。(2月2日) 

コメント
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