東の散歩道

B型ヴァイオリニストのマイペースライフ

続免許取得への道 4

2013年06月05日 23時46分09秒 | 自動車学校

 しばらくブログが書けない日が続いてしまいました。なぜなら今週は勤労学生週間(勿論私の勝手な命名ですが)で、午前と午後のスクールコンサートを終えた後、自動車学校へ通う日々が続いて忙しすぎたから。。。。復習の意味もこめて、学校へ行ったら学んだことをブログに書くことは心がけて続けているのですが、いかんせんまだまだ若葉マークも付けられない運転初心者、交通量の多い夕刻の道路を慣れないスピードで走るだけで疲労困憊。結果、書けていない教習日記が三日分溜まってしまいました。今日はとりあえずその一日分を。

 この日は実技が二時間。一時間は教習所内で方向転換と縦列駐車、もう一時間は路上です。

 教習所内で教わった教官は、初めてついた方で、最早ベテランの雰囲気を醸し出していらっしゃいます。教え方ももうメソッドが確立されている感じで、とても分かり易い。が、頭でわかっても体がついていかないのは相変わらずでして、、、ハンドルをきるタイミングが早過ぎたり遅過ぎたり。本当は車をとめてきりたいのですが、「タイヤが痛まないよう、動きながらやってください」と言われ、ただでさえハンドルをまわすのが遅い私は、もうそれだけで必死。卒業検定の課題になっているこの項目、S字、クランクでひいひい言っていた私に乗り越えられるだろうか。。。。一難去ってまた一難です。

 お次は路上。これまた初めてついた先生で、若く口調は丁寧な一方、ダメなところはびしっと注意されます。

 私の注意点、まずはやはり「安定したスピード維持」。もっと速く、と言われて慌ててアクセルを踏み、しかしすぐに加速するといつの間にか制限オーバー、慌ててフラフラとまた減速という、安定から遠く離れたところにいる状態。つい一人で難しい、難しいとブツブツ言っていると、先生「でもやらないと慣れないですからね」。ハイ、おっしゃる通りです。

 それで肝が座ったのか、とりあえず下半身の安定を心がけ、怖くてもアクセルを踏む足首の角度をなるべくキープ。するとしばらく走るうちに、だんだん速度もぶれなくなりました。「何かあったらちゃんと私がブレーキを踏むから大丈夫です」とおっしゃって下さった先生の言葉に勇気づけられ、後半はわりとスムーズな調子で走ることが出来ました。

 おお、これはなかなか良い感覚が掴めたのではないか?と手応えを感じてこの日の教習を終えたのですが、そう一朝一夕には身につかないのは、何事も同じようで。。。。試練はまだまだ続くのでした。 

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初落語

2013年06月01日 22時29分24秒 | 雑記

 本日無事、モーツァルト定期が終了。定期期間中はひたすらリハーサル&本番に照準を合わせるべく、その他の時間は家にこもるという生活が基本となっていますが、今回の定期ではなんと、リハーサル後に落語を見に行きました。定期リハーサル後にバスを使って外出するのも初めてならば、生で落語をみること自体も初めてです。

 このスケジュールで落語をみることになったのには訳があります。演ずるは落語界の大御所、柳家小三治師匠だったのですが、もともと3月に予定されていた会が、ご本人の体調不良でドクターストップがかかって延期になり、振替として決まったのがこの日だったのです。多分最初からこの日に設定されていたら断念していたと思います。もともと落語が好きで、というのではないのですが、テレビで見たり、落語家の書いた本を読んだりするうちに興味が湧き、是非一度生で見てみたいと思ったのでした。

 リハーサル後ということで、最初から遅刻は覚悟。予想通り開演には間に合わなかったのですが、前座(既に真打ちの方ですので、そのような呼び方が適切なのかわかりませんが。。。門外漢ですのでご容赦を)の柳家〆治師匠の話の途中で、席に案内して頂けました。この時の演目は「ちりとてちん」。私が知っている数少ない話の一つです。なので、途中からでも問題なく入っていけました。もっとも知らなくても、十分楽しめたと思います。それくらい噺家さんの話術というのは凄い。完全に「一人芝居」です。そして「筋を知っているのに面白い」ということの偉大さ。すっかり聞き入ってしまいました。

 その後はいよいよ小三治師匠の高座。師匠が話したのは「薬缶なめ」と「小言念仏」という、どちらも私の知らない話でしたが、いずれも情景がまざまざと目に浮かぶようで、その話しぶりのおかしいこと、思わず声を出して笑ってしまいました。

 しかし一番面白かったのは、まくらだったと思います。小三治師匠はまくらが特に面白いという定評があるようで、今回はご自身がドクターストップをかけられたときの顛末などをお話され、その流れから「持病のシャク」で苦しむ女主人が登場する「薬缶なめ」の話にもって行かれていました。

 ちなみにこの公演、ほとんどの観客が前回のチケットをキャンセルせず、そのまま持っていたのだそうです。今も毎年スキーをされるという師匠、「できれば今度こそ雪のある季節に」とおっしゃっていたので、きっとまたおいで下さるのだと思います。まだ落語未体験の方、是非一度ご来場を。「座布団の上の宇宙」に圧倒されると思います。

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