自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

冬,スイバ,そして幼虫(続々)

2015-01-16 | 生物

葉の裏を見ていくうちに,孵化後間もない幼虫が一匹。丸まってじっとしていました。 

 
拡大してみると,いかにも生まれたてといった感じが伝わってきます。透明感のあるからだが寒さに耐えていきます。痛々しい感じさえします。


見たことのない幼虫がいました。一見ホソヒラタアブの幼虫に似ていますが,どうなのでしょうか。スイバにいるアブラムシを食してここまで育ってきているのかもしれませんが,色はスイバに似通っています。ふしぎな保護色です。

 
正体を見届けたくって,葉ごと採集して持ち帰りました。口の動きはやはりヒラタアブの幼虫そっくり。無事に育って,成虫を確認できたらおもしろいだろうなと期待しています。 


反対側から見ると,中央付近に黒いものが確認できます。いったい何なのでしょう。


幼虫ではありませんが,成虫で,ハチのなかまがいました。めずらしい光景です。寒さのために動きがとても鈍いなあという感じ。

 


いのちのかたちがいろいろ見えてきます。冬の観察もまたたのし,といったところです。