1月21日(水)。大寒の翌日です。早朝,サザンカにいるはずのクロヒラタアブを確認。昨夜見た位置で,じっと寒さに耐えていました。
ついでに,サザンカの他の花を見ていくと,そこにも別の昆虫がいました。三種見ましたが,それらはユスリカやガガンボのなかまです。考えてみると,これらの昆虫は冬季に意外と見かけるものです。この時期は,クモやトンボ,カマキリのような外敵がすくないとか,生きる上での競争相手がすくなくてゆっくり食餌できるとか,結構積極的な理由があるのかもしれません。
これまでの観察場面を思い浮かべると,どうも花弁の汁を吸っているようです。
蕊の林に取り付いていました。単にそこをねぐらにしたとも考えられます。
からだ中,花粉だらけ。どこでなにをしていたのか,イメージが膨らんできます。長い口吻は吸汁するためのもの。林立する蕊の上にいたのでしょう。
我が家のサザンカの季節はそろそろおしまい。サザンカは昆虫の仲立ちで,実をたくさん結ぶことでしょう。