自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

今年のロウバイ(2)

2015-01-25 | ロウバイ

ロウバイはマンサクと共に,例年どの花よりもいち早く春を察知して咲き始めます。昼の長さの変化を知るのか,温度の変化を感じるのか,それはわかりませんが,とにかくこの花が開き始めると,「春だなあ」とこころがポッと温かくなります。

このロウバイの蕾が,今日1月25日,ほころびかけました。鼻を近づけて匂うと,心地よい香りが嗅覚を刺激します。なんと一年ぶり! 春がそこに見えて,すっかりうれしくなりました。


当然,まだ昆虫が入れるわけではありませんが,ちゃっかりとそこに訪れた個体がいます。ツマグロキンバエです。 

 
匂いを感じたのか,色を識別したのか,不明です。それにしても,大した感覚です。蕾の表面を歩き回って,別の花に移っていきました。やはり蕾だとわかっているようです。

冬,活動する昆虫で意外と目立つのがツマグロキンバエ。解説書の中には「活動時期は6月~10月」というのがありますが,「ほんとうに?」と首をひねってしまいます。一年を通して,きっと,とてもたくましく生きているのでしょう。

ロウバイ,明日あたりは開花するでしょう。いよいよ目が離せなくなります。