わたしがいつか,それもできるだけ早い時期に出合いたいと願っていたのが,冬のベニシジミ。もちろん幼虫です。この程,それに,なんとも簡単に出合えたのです。
我が家の畑の土手に,スイバがどっさり生えています。どの株にも食痕があって,冬の幼虫が見つかるような予感がありました。
夕方のこと。畑に行ったついでに,いくつかの株から出た葉を裏返しにし,幼虫がいるかどうか確かめていきました。すると,早々と目指す幼虫が目に飛び込んできたのです。
幼虫はじっとしていました。コンデジで接写撮影モードにより撮ったのが下写真です。体長は5mm。
お馴染みの体型,そして赤い線模様。からだを覆う毛。“ベニシジミならでは”の姿です。寒さに耐えて春を待つ姿には,こころを打たれます。
撮影後,元通りにしておきました。さらに探せば見つかるはず。暗くなり始めたので,探索はこれで打ち切りました。日を改めて再び幼虫探しをしてみたいなと思っています。