1月。スイバの葉に潜む幼虫たちを探しているときのこと。
「あっ,アリや!」。もうびっくり。それも数匹。
降り積もった雪が解け,葉が濡れています。さらに,寒い風が地表を吹き抜けていきます。こんな季節,そんな日に,アリが地表に出ているとは驚きです。
調べてみると,アリは冬期地下深く潜って冬眠しているのだとか。暖かい日に,犬走りのコンクリート上で小さなアリを見かけたことはありますが,今回のような目撃体験は初めてです。
ゆっくりとではありますが,動くには動いていました。何か異変でも起こったのかもしれません。雪解けでできた水が巣に入り込んで,急きょ避難してきたのかも,です。
それにしても,小さな,大きな事実に思えてきます。