1月12日(月)。時折雪がチラつき,冷たい風が吹く一日になりました。前栽のロウバイを見ると,蕾はまだ固しといったところ。
蕾を見ているうちに,付け根辺りにカのなかまが一匹いるのを発見しました。体長はおよそ5mm。昨年も見かけたものです。その場所は,花の中でした。カはゆっくり動いて,蕾に関心を抱いている素振り。
蕾から匂いがかすかにでも放たれているのかと思い,鼻を近づけてみました。しかし,わたしの嗅覚ではまったくわかりませんでした。匂いに惹かれたのか,蕾の色を感知したのか,それはわかりませんが,去ろうとする気配はありませんでした。もしかすると,開花が待ち切れずに訪れたのかもしれません。
やがて動いて,方向転換。
しばらくじっとしていました。寒いので,からだが動きにくい様子。そのうちにポッと飛び去っていきました。
花弁が開いたら,期待しているようにたくさんの昆虫と出合えそうな気持ちがしています。わくわくですね。それだけ自然の奥が見えかけるわけですから。というわけで,今日が『今年のロウバイ』シリーズの一回目です。