自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

マンサクと昆虫(29)

2014-03-24 | マンサク

胸部の模様からヤドリバエではないかと思われます。この種のハエは種類が多いので,なんともいえません。 

この大きさのハエが訪れるのは思いのほか少ないものです。パッととまって,しばらく食餌をして,パッといなくなりました。なんと素早いこと! 下写真は貴重な一コマです。


上写真に写った右の花を見ると,あちこちに粉がたくさん。もちろん花粉です。これだけ昆虫が訪れたことになります。

翌朝,このマンサクに雪が……。早春の象徴的な風景です。 

 


それでも,冬芽はちゃんと膨らんできています。春はそこにきています。やがて,花のあとには実がつくられていくでしょう。 

 


ギシギシと卵

2014-03-24 | 生物

路傍に生えたギシギシの葉を裏返しにしてみました。すると,卵が二種付いていました。

一つは,ヒラタアブが産み付けたのかもしれないような真っ白で,細長いものが。たった一つなので,かなり可能性があります。右側に写った黒い痕跡は,なにを物語っているのでしょうか。

 


二つめは黄色い,細長いものが集団で。これは数箇所で確認できました。 

 

 
テントウムシかハムシのなかまのものかもしれません。当たっていなくても,甲虫であることは間違いないでしょう。

 

 
今の時期,ギシギシでたまに見かけるのはハムシです。この日も,同じ株の葉で葉を食べていました。腹部の膨らみからはメスと思われます。ときどきは,交尾中のペアにもお目にかかります。

 

孵化に注目しておこうと思います。

 


ルリタテハ,初見

2014-03-24 | ルリタテハ

3月24日(月)。快晴。最高気温19.2℃,最低気温0.4℃。

我が家の庭の片隅で,ホトトギスが芽を伸ばしてきています。この草はサルトリイバラとともに,ルリタテハの幼虫のお気に入りの食草です。昨年ここに植えたら,さっそく幼虫が二匹育ちました。成虫が訪れて産卵したのです。


近頃の陽気に誘われて,タテハチョウが出てくるようになりました。もしかすると,ルリタテハにも出会えるかもしれません。そう思って,近くの公園に出かけてみました。この公園では,これまでも早春にお目にかかってます。

「今日は出会えないな」と諦めて自動車に向かっていると,そこに現れたのがルリタテハ。なんと運のいいこと! 通路の小石の上に舞い降りました。そっとそっと近づいて撮ったのが下写真です。青空を生き生きと背負っているように見えます。 


そのうちに,パッと舞い上がりました。いずれ戻ってくるだろうと思って見ていると,やっぱり,です。今度はわたしのすぐ近くの縁石に降りました。大急ぎで,慎重にパチリ。もっと近づいて大写ししたかったのですが,感づかれて逃げられました。

 
ルリタテハの動きは,春を感じて大喜びしているようでした。というわけで,今日が初見日になりました。