このハエとの出会いにもびっくり。
2月。暖かい日の夕暮れ時です。まさか昆虫はいないだろうと思って,とりあえず確かめてみました。すると,とても小さな虫のようなものが目にとまりました。メガネをかけてようく見ると,ハエだとわかりました。
ふつう,肉眼ではほとんどわからないと思われる大きさ(小ささ)です。体長は2mmほどでしょうか。じっと見ていると,「こんな小さなハエがここにいたのか! 気づかなかったなあ」と驚くばかり。見ていると,ハエ特有のしぐさを繰り返しました。なんとほほ笑ましいことでしょう。
じっと見ていると,たしかに花粉が付いています。
目が慣れてくると,他にも同じハエがいることに気づきました。ここにも。
そこにも。
時刻が時刻だけに,他の訪花昆虫は消えています。安心して一日を終えようとしているようでした。
おもしろいことに,こんな小さな昆虫にも天敵がいるようで,クモがちゃんと待ち受けていました。ここで見かけたクモについては既に記事にしていますが,この日は二匹見ました。色を比べると,先日のものとは違うようです。生態も違い,糸にぶら下がって獲物を捕らえようとしています。
からだには,花粉が付いています。獲物に付いていたものがクモに残ったのでしょうか。それとも,花を巡りながら獲物を探している時に付いたものでしょうか。
からだの大きさはいろいろです。しかし,いのちの大きさに違いはありません。ふしぎな世界です。