自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

マンサクと昆虫(35)

2014-03-30 | マンサク

いかつい,いかめしい姿のキンバエのなかまが訪れました。 

花弁の林の奥にいる個体を見ると,口の辺りにどっさり花粉が付着しています。「これはスゴイ!」と思わずこころの中で叫んでしまいました。


からだを覆う毛のスゴイこと! 口はもちろん,からだのあちこちに花粉が付いています。 

 
まだ食べ足りないとみえて,移動しながら,花に頭を突っ込んでいました。


大きなハエは動きがじっくりしています。びっくりさせない限り,気づかれない限り,いい被写体になってくれます。 


蕊が黒ずんでいます。既に受粉が行われているのです。そんな花でも,まだ花粉や蜜が残っています。それを求めて,訪れる昆虫がいるのです。 

 


ヒラタアブの成長(4)

2014-03-30 | ヒラタアブ

3月23日(日)。ヒラタアブの幼虫を発見。卵の観察・撮影をしていて,偶然見つけました。

薄い褐色に身を包んでいます。光を当てると,きれいに反射するのがいかにも初々しさを物語っています。すぐ脇に,アブラムシが二匹。ちっとも慌てる様子はありません。初めてお目にかかる生きものなので,なにがなんだか,さっぱり認知できないのでしょう。 

 
透明感のある体表をしています。体毛がきっちり並んでいます。


動きは緩慢ですが,それでもゆっくり移動します。ただ,ほんのわずかに。 

 
幼虫が動いても,アブラムシはまったく無頓着です。むしろ関心を示しているように見えます。天敵だという意識はまるでないのでしょう。そのうちに,ガブリと捕まるのではないでしょうか。