しごとの一貫で,子らの夏休み自由研究を念頭におき提案型サポートを進行させている最中の話題です。
近頃の自由研究の内容がどうなっているかよくわかりませんが,学校に提出する・しないにかかわらず,長期の休みに何か意味のあることにじっくり取り組むことはこころに大きな糧を残す筈です。こころがものごとと取り組むことにしっかり向き合って汗を流すことは,これからの学び方や考え方によい刺激を与えてくれる筈です。
それも,子どもだけではなかなか着想できなかったり,できてもどうやればさっぱりわからなかったりする場合は何も始まらないことになります。これでは,勿体ないようなテーマと巡り合う機会すらありません。それなら,こちらからテーマを提供し,これに乗っかかってくる子が現れれば,精一杯,子ども自らがミニ研究家になる雰囲気の中で活動を組めばどうか,これが今回の提案型サポート『竹紙を漉いて作品を作ろう』です。要するに,“子どもが主役”の心得なのです。
うれしいことに,提案に対して一人の子ども(A君,5年)が応募してくれました。
まずは一日目(7月26日)。紙の作り方を見たこともない少年ならなおさら,それを手作業で作る工程を把握する必要があります。A君は,紙が木を材料にして作られていることを知っていますが,紙を引き裂いて繊維が見た経験がありません。今日これをルーペで見て,目が大きく開かれたようです。
さて,工程を学んだ場は地元の和紙研究所。案内をしていただいた紙漉き名人のFさんから,A君はたくさんのことを学び,聞き取りもしました。
その後,研究所傍の清流で,竹から繊維を取り出す作業を行いました。竹は,わたしが河川敷の藪で採集し準備したものです。A君には,やり方次第でいとも簡単に繊維が取り出せ,その繊維がたいへん丈夫であることが印象に残ったようです。作業を進めている1時間近く,驚きや発見のつぶやきが続いたのでした。
これからA君を応援する試みが始まります。わくわくしています。