自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

クロアゲハの成長(8)

2013-07-03 | クロアゲハ

6月15日(土)午後7時。孵化後,19日と2時間が経過。

別の方向からも撮影しました。全身の色合いがわかります。 

6月16日(日)午後7時。孵化後,20日と2時間が経過。ここで糞を一粒ポトリ。から全体は,いかにも鳥の糞に似ています。

6月16日(日)午後9時。孵化後,20日と4時間が経過。体長2.8cm。尾脚を上げて糞を排泄。

 

 


ジャコウアゲハ観察記(その238)

2013-07-03 | ジャコウアゲハ

『ジャコウアゲハ観察記(その235)』で取り上げた個体が,その後無事に羽化しました。その状況について書き記しておきましょう。

6月27日(木),朝のこと。個体を見ると,黒っぽくなりかけました。「ははーん,これは羽化が近づいたな」と感じました。昼前,腹の赤色・黒色がくっきり見えていました。「この調子だと,2,3時間後には羽化するな」と直感。

いよいよ目が離せなくなりました。在宅時に,しかも昼間に羽化するとは好条件です。これまでに,何度も徹夜をして観察を繰り返してきた経験からすれば,見逃せない機会なのです。

それで,カメラをセットして見守ることにしました。

午後0時42分。蛹の色合いが透き通って見えます。翅の部分は,空気の層が数筋走っているのがわかります。黒いところはまだ殻と密着しているのです。 

午後1時16分。翅の部分全体に空気の層が広がりました。いよいよ羽化間近です。 

午後2時06分。頭部の殻がパカッと割れ,成虫の姿が現れました。  

午後2時07分。殻の裂け目が大きくなりました。この後,成虫はするするっと殻から出ました。 

午後2時10分。蛹から出た成虫は,殻の傍で翅が伸びるのを静かに待ちます。口吻を伸ばして,ウォーミングアップを繰り返しました。口吻の先が二股になっているのが確認できます。 

成虫はオスでした。そこに2時間じっとしていて,舞い上がりました。

昼の時間帯にこうした変化を見届けることができるのは,うれしいものです。お蔭で貴重な画像を残すことができました。