自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャガイモの芋は茎!

2013-07-17 | ジャガイモ

この程,ジャガイモを収穫しました。品種はアンデス・レッド。時期は例年よりも遅めです。雨が少なかったので,灌水していると,まだまだ伸びそうで,この日まで待ち続けたというわけです。

結果,おもしろい現象が起こりました。茎に直接芋が付いているものができました。これは,地中で地表近くでできたものです。 まさに,芋は茎の一部が膨らんだもの,という感じです。

根とは別に,太めの茎,ストロンが突き出してその先端が膨らんだという感じの例がありました。 

ダルマ状の芋がどっさりできていました。わたしには初めての経験です。どうしてこんなものができたのか,ふしぎです。小さな芋の先に芽が出ているものもたくさん。

反対側を見ると,茎につながっていた名残りのストロンが付いています。ストロンの先が膨らんで,さらにその先に芽,つまり頂芽ができていることがよくわかります。 

これを見た人は,「ジャガイモの芋は茎」ということが理解,あるいは納得できるのではないでしょうか。 

 


レモンにアゲハの幼虫(13)

2013-07-17 | アゲハ(ナミアゲハ)

6月10日付けの『レモンにアゲハの幼虫(11)』で取り上げた個体の,その後の話をしましょう。

蛹化後ちょうど11日目の朝。蛹が殻だけになっていたのです。「もう!?」。わたしはびっくり。ともかく無事に成虫が生まれたわけです。それで,辺りを探すと植木鉢に挿した竹に止まっていました。すでに翅が伸びていました。羽化後,時間が経っていたとみえます。それでも,まだ飛べる状態ではありませんでした。

それで,元の殻に付けて,写真を撮りました。殻の中には体液がたくさん残っています。

ときどき口吻を伸ばして,口の機能を点検しています。

個眼が並んでいます。からだはみごとな程に毛で覆われています。

肢の爪がしっかり殻をつかんで,からだを保持しています。前肢先には,食樹を確かめるブラシ状の毛は見当たりません。オスだと推定できます。

節足動物の特徴をしっかり備えたからだつきです。翅を広げると,はっきり夏型のオスだとわかりました。

午前10時。ゆっくり翅を動かし,大空に舞い上がっていきました。

 


ツマグロヒョウモンの成長(4)

2013-07-17 | ツマグロヒョウモン

植木鉢では,ツマグロヒョウモンの生のドラマが続きます。今度はオスが生まれました。  

6月19日(水)12時00分。ちょうど正午に写したのが下の写真です。間もなく生まれそうです。翅の模様からオスであることがはっきりしています。

12時3分。前肢で皮を押します。皮が二重構造になっているのがよくわかります。 

12時5分。難なく,予定されていたとおりに出て,向きを変えました。 

12時10分。翅が広がりました。そうして,個体は口吻をしきりに伸ばしたり曲げたりしました。 

なんと初々しい姿でしょう。なんと清々しい光景でしょう。いのちが輝いています。