自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャコウアゲハ観察記(その249)

2013-07-27 | ジャコウアゲハ

『アゲハ庭園』 に植えたウマノスズクサでは,たくさんの幼虫が育っています。この程,二化目の終齢幼虫1個体が庭で前蛹を迎え,さらに蛹になりました。

場所は温室の窓枠で,アルミサッシ面です。前蛹から蛹への変化はほんの3分。写真で振り返ります。

正午前の出来事です。通りかかると,前蛹が大きく動いていました。蛹化直前だとみて,すぐにカメラを準備。

「ははーん,割れるな」と思った途端,頭部・胸部の背が裂け始めました。 

頭部の皮が割れ,からだの前半分が現れました。赤っぽい体液が 点になって,付いています。これは誕生時には付き物です。体内から滲み出しているものか,あるいは体表についていたものか,わたしにはわかりません。

この部分をトリミングしてみました。

脱いだ皮が,尾端方向に少しずつ送られていきます。 

変化は異常なく進行していきました。 

この後,皮は落下。何度見ても,誕生のドラマはこころを打ちます。見飽きることはまったくありません。