霧多布湿原 2008年07月10日 | 北海道一周海岸線 霧多布湿原は北海道厚岸郡浜中町にある湿原である。 面積は3,168haで、釧路湿原、サロベツ原野に次いで国内3番目の広さである。 春から秋まで、さまざまな花が咲き湿原を彩り、花の湿原とも呼ばれる。 (ウィキペディアから) とても広くて、一日中歩いてもまわり切れるものではない。 黒百合を探したが、見つけたのは枯れた一輪だけ・・ ↑クシロハナシノブ ↓フタマタイチゲ
霧多布岬 2008年07月10日 | 北海道一周海岸線 落合岬に至る遊歩道は閉鎖されていた。 どうしてもゆきたかったが、遊歩道が修理中なれば仕方ない。 それでも途中で黒百合を見つけたから、まあいいか! 霧多布岬は岬を構成する台地の名称、湯沸山からとった湯沸岬もあって、 灯台の名称もそこに由来している。 しかし、一般的に霧多布岬といわれている。 多分、中国系の二人連れ、男がわたしにカメラを差し出して何事か話しかけてきた。 「・・・」 「ああ、いいですよ」 「・・・」 「じゃ、撮ります」 「・・・」 お互いに言葉はわからないが、意思は通じたので、 二人はにこにこして礼をされた。 霧多布岬は台地状になっていて、まわりは断崖絶壁・・ むき出しの岩礁が荒々しくて、それに見蕩れていると海に落っこちそうになるよ。
春国岱 2008年07月10日 | 北海道一周海岸線 風蓮湖で遠くに丹頂鶴を見つけて、みんなでワイワイガヤガヤ・・ 肉眼でもなんとか、望遠で撮りトリミングして拡大した。 6月29日・・ 風蓮湖~春国岱~落合岬~霧多布岬~霧多布湿原~原生花園あやめケ原~厚岸(走行距離144キロ) キタキツネコースでヒグマの糞があったとの張り紙がしてあった。 まず、「小鳥の小道」を散策する。 小道といっても、意外と森が深くて、 ヒグマ情報を目にしたばかりなので、いささか臆病になっている。 「あれっ、子狐だよ・・」 キタキツネに出合うことはよくあるが、 こんな森のなかで見かけるのは珍しいことである。 子狐くん、キョトンとした表情を浮かべてしばらくこちらを見ていたが、 そのまま森のなかへ消えていった。 >オホーツク海と風蓮湖の間に横たわる細長い砂州。 数千年のときをかけ堆積した3列の砂丘には、 海岸、草原、湿原、森林、干潟など多様な環境が存在する。 外国人のご夫婦とゆきあったので、 「ちわ~」と挨拶したら 「こんにちわ」と正しい日本語で返された。(笑)
花咲岬 2008年07月09日 | 北海道一周海岸線 根室の町は北方領土一色の暗い町、と勝手に想像していたが、そんなことはない。 意外とお洒落な街でもあると思った。 夕暮は近いが車石をみるため花咲岬までいくことにした。 車石・・ 天然記念物に指定されたホイールストーンとよばれる奇岩。 水中で放射状節理に溶岩が流れ、この形になったといわれる。 直径は6m、周辺には直径1~3mの車石もある。 >放射状節理とは割れた岩体が放射状になっている節理。 玄武岩質の岩石によく見られる・・ 割れ目の両側にずれがみられるものを断層 割れ目の両側にずれがみられないものを節理(ウィキペディアから)
納沙布岬 2008年07月09日 | 北海道一周海岸線 根室にはいると霧がどんどん深くなってきた。 納沙布岬灯台の霧笛が鳴り響く・・ どこかのご家族の方であろうか、 灯台の下にお供えをして手を合わせていた。 ひとりのご婦人が立ち上がって霧の海にむかって手を振りはじめる。 それはとても悲しい表情であった。 きっと、ごく親しいかたが海で亡くなったのかと思う。 海難なのか、あるいはロシアの巡視船に銃撃されたのか・・ 日本最東端の岬 北方領土返還の叫びはかがり火として灯されていたが、 虚しさだけが残る火となっていた。 理不尽な占領にあらためて強い怒りを憶える。 灯台真下の岩礁にロシア船の残骸がそのままになっていた。 どうして自国の責任で撤去しないのであろうか・・ そのまま放置する国など信用できるものではない。 静かな海、濃霧の先は歯舞・色丹がある。
野付半島 竜神崎 2008年07月09日 | 北海道一周海岸線 6月28日・・ 羅臼~竜神崎~納沙布岬~花咲岬~根室(走行距離256キロ) どうしてここにお地蔵様が、 それは北方領土と関係があるのかもしれない。 由来はよくわからないが、旅の無事を祈って手を合わせてきた。 竜神崎の野付岬灯台・・ 国後は霞んでいて、遥か彼方へ。 野付半島の東端の竜神崎に立つ白亜円形の灯台。 ここから根室海峡や北方領土を望むことができる。 トドワラまで歩くことにした。 エゾカンゾウやノハナショウブ、センダイハギ、 そして黒百合を見つけて大喜びしながら往復一時間の道である。 トドマツが立ち枯れして白骨化したような奇観が累々と続いている。
羅臼岳 2008年07月08日 | 北海道一周海岸線 知床峠・・ なんと、あの車椅子の二人連れとゆきあった。 両手をあげてVサインする彼女の表情がいかにも可愛い・・ 「幸せにね・・」 心のなかでつぶやくのであった。 知床半島が世界遺産になっても、 ウトロが光なら羅臼は影となってしまった。 廃墟のような 知床観光ホテル ←クリック であるが、お湯はいいし、料理も旨いよ。 今夜の温泉はここに決まり! 羅臼側の最果ての地、相泊。 羅臼のひかりごけ・・
知床五湖 2008年07月08日 | 北海道一周海岸線 フレペの滝から知床五湖へ・・ ヒグマが出没しているので、一湖、二湖までしかいけなかった。 一湖、二湖と歩いて、そろそろ出口近く、 若い二人連れの会話が聞こえくる、女は車椅子であった。 「ひとつだけでも見せてやるからな」 「は~い」 男の勇ましい言葉が車椅子を押す力となって、わたしの耳に心地よく響く。 でも、一湖までといっても岩場があって、車椅子ではとても無理だと思った。 出来れば手助けしてあげたかったが、 たとえ、湖までゆけなくても、彼女には彼の優しさだけあればいい。 一湖・・ 二湖・・
フレベの滝 2008年07月08日 | 北海道一周海岸線 フレベの滝・・ 乙女の涙ともいう、こういう魅惑的な名前なら誰でも一度はゆきたくなる。 でも、夕方の一人歩きはヒグマがこわいよ。 急峻な崖をくだるエゾシカがみえる、 どうしてこんな危ないことをするのかなあ、 ヒグマに追われているわけでもなし、理由がわからない。 フレペの滝が知床の海へそそいでいる。 ”男の涙”とかいう滝もあるらしい、それはここからは見えないが、 男は隠れて泣け、ということか・・なんちゃってね。 おっぱいをせがむ子鹿・・ しばらく見ていたが、微笑ましい光景である。
オジロワシ 2008年07月08日 | 北海道一周海岸線 以久科原生花園を歩いていると、 みるも大きな鳥が悠然として飛んでいるのがみえた。 かなり遠くなので、鳶かもと思ったが、 こうしてトリミングしてみると、まさにオジロワシで間違いないよね。 その堂々たる勇姿に感動した。 オホーツクの海から斜里岳のあいだをゆったりと旋回していた。 羅臼岳から硫黄山、 知床半島の背骨となる知床連山が見えてきた。 オシンコシンの滝・・ さあ、いよいよ知床半島だよ。