屯田物語

フォレスターとα6000が
旅の仲間
さあ、カメラを持って
出かけよう!

花咲岬

2008年07月09日 | 北海道一周海岸線


根室の町は北方領土一色の暗い町、と勝手に想像していたが、そんなことはない。
意外とお洒落な街でもあると思った。



夕暮は近いが車石をみるため花咲岬までいくことにした。



車石・・
天然記念物に指定されたホイールストーンとよばれる奇岩。
水中で放射状節理に溶岩が流れ、この形になったといわれる。
直径は6m、周辺には直径1~3mの車石もある。

>放射状節理とは割れた岩体が放射状になっている節理。
玄武岩質の岩石によく見られる・・
割れ目の両側にずれがみられるものを断層
割れ目の両側にずれがみられないものを節理(ウィキペディアから)



納沙布岬

2008年07月09日 | 北海道一周海岸線


根室にはいると霧がどんどん深くなってきた。
納沙布岬灯台の霧笛が鳴り響く・・

どこかのご家族の方であろうか、
灯台の下にお供えをして手を合わせていた。
ひとりのご婦人が立ち上がって霧の海にむかって手を振りはじめる。
それはとても悲しい表情であった。

きっと、ごく親しいかたが海で亡くなったのかと思う。
海難なのか、あるいはロシアの巡視船に銃撃されたのか・・



日本最東端の岬
北方領土返還の叫びはかがり火として灯されていたが、
虚しさだけが残る火となっていた。
理不尽な占領にあらためて強い怒りを憶える。

灯台真下の岩礁にロシア船の残骸がそのままになっていた。
どうして自国の責任で撤去しないのであろうか・・
そのまま放置する国など信用できるものではない。



静かな海、濃霧の先は歯舞・色丹がある。



野付半島 竜神崎

2008年07月09日 | 北海道一周海岸線


6月28日・・
羅臼~竜神崎~納沙布岬~花咲岬~根室(走行距離256キロ)

どうしてここにお地蔵様が、
それは北方領土と関係があるのかもしれない。
由来はよくわからないが、旅の無事を祈って手を合わせてきた。



竜神崎の野付岬灯台・・
国後は霞んでいて、遥か彼方へ。

野付半島の東端の竜神崎に立つ白亜円形の灯台。
ここから根室海峡や北方領土を望むことができる。



トドワラまで歩くことにした。
エゾカンゾウやノハナショウブ、センダイハギ、
そして黒百合を見つけて大喜びしながら往復一時間の道である。



トドマツが立ち枯れして白骨化したような奇観が累々と続いている。