屯田物語

フォレスターとα6000が
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オタモイ岬のニシン御殿も今じゃさびれて・・

2005年08月25日 | 
「オタモイ岬」
「オタモイ」とはアイヌ語で、「砂浜のある入り江」という。
むかしは、断崖のうえに立派な鰊御殿がたっていた。
しかし、それも火事で消失。
いま、これほどの景勝をかかえながら、観光客もまばらである。
この日は快晴、空は貫けるような青、海は透き通るような青に染まっていた。
ミツバフウロ、クズ、キツリフネ、ノコギリソウなどの野草が目に留まる。
オタモイ地蔵まで、少し歩こうよ。。

 海猫が鳴くから ニシンが来ると
 赤い簡袖の ヤン衆がさわぐ
 雪に埋もれた 番屋の隅で
 わたしゃ夜通し 飯を炊く
 あれからニシンは どこへ行ったやら
 破れた綱は 問い刺し網か
 今じゃ浜辺で オンボロロ オンボロボロロ
 沖を通るは 笠戸丸
 わたしゃ涙で ニシン曇りの 空を見る

 燃えろ篝火朝里の浜に
 海は銀色 ニシンの色よ
 ソーラン節に 頬そめながら
 わたしゃ大漁の網を曳く
 あれからニシンは どこへ行ったやら
 オタモイ岬の ニシン御殿も
 今じゃさびれて オンボロロ オンボロボロロ
 かわらぬものは 古代文字
 あたしゃ涙で 娘ざかりの夢を見る










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6 コメント

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石狩挽歌 (ぶちょうほう)
2005-08-25 17:18:09
春様 こんにちわ

北原ミレイ・なかにし礼・浜圭介の三者で作り出した「石狩挽歌」。

今このページに来て、なかにしさんの詩を節なしで読んで、この歌全体に影響する詩の大きさに気がつきました。

しかし、♪オンボロロ オンボロボロロ・・♪と歌わせる浜圭介節も実に印象的です。

北原ミレイの斜に構えた感情移入も絶妙ですし、これはやはり3者のコラボレーションですね。

「笠戸丸」という、この数奇な運命を背負った船はどんな航海でこの歌のように、番屋の浜辺沖を通ったのでしょうか。

「笠戸丸」の歴史を見るだけでも大変な物語を秘めていますね。



私たちは海を見て、想像をたくましくしますが、画のように海にせり出した荒々しい岩肌は陰影によって現実に引き戻して呉るようですね。

オタモイ地蔵尊は地図上で位置確認できました。海岸のすぐそばで、テラスみたいになっているようですね。

海が綺麗ですね。
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カムチャッカ沖で沈没・・ ()
2005-08-26 16:21:07
ぶちょうほうさん、こんにちは!

「石狩挽歌」は名曲ですね。

オタモイのニシン御殿は「竜宮城」と呼ばれていたとか、ニシン最盛期の

網本の栄耀栄華が偲ばれますね。

オタモイのような険しい断崖が続く積丹半島の海岸線は130キロもあるそうです。

代表的なのは神威岬ですが。。



笠戸丸は1945年8月9日カムチャッカ沖でソ連軍機により空爆・沈没

されたということですね。

このコメントを書くまで知りませんでした。

>「笠戸丸」の歴史を見るだけでも大変な物語を秘めています・・

そのとおりですね。

感慨無量の史実であります。



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積丹半島すてきですね ()
2005-08-27 01:53:03
こんばんは。積丹半島には行ったことがありません。

迫力ある断崖絶壁・・絶景ですね。

水が澄んでいること!

地図を見るとオモタイ岬は小樽の近くですね。こんな断崖が延々と続くとは。



夕陽のお写真も素晴らしいです。



今度行ってみよっ・・と。
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積丹・ニセコの自然めぐり・・ ()
2005-08-28 10:02:13
麻さん、こんにちは!

積丹半島は北海道の観光地としては、マイナーなので、意外と観光客は

少ないですね。

でも、それだけにゆっくりと楽しむことができます。

機会があれば、是非、積丹・ニセコの自然めぐりを楽しんで下さい。

オタモイ海岸は小樽運河から車で10~15分位です。

晴れた日の絶景は素晴らしいですよ。







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オタモイ海岸 (yam)
2005-09-04 11:35:07
ピレオギクを探しに行ってきましたー

まぁまぁ天気もよくてよかったのですが、まだちょっと早かったみたいで、つぼみは結構見つけたのですが、花は遠くに一輪みつけただけでした^^;

積丹に行ったついでだったのですが、たっぷり歩いたせいで結構疲れてます(笑
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エゾノコンギクかと・・ ()
2005-09-04 17:49:00
yamさん、こんにちは!

ビレオギク、時季としては今頃ということですね。

キク科はわたしには見分けがつきませんが、エゾノコンギク(だと思います)

がオタモイの遊歩道に咲いていました。

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