詩集「琴しぐれ」夕愁白嶺 <庭つつじ> 2021年10月15日 | 琴しぐれ <庭つつじ> 庭つつじは美しき 彩なす色に美しき 五月初旬の微笑みに 沁み入る肌の息の音に 庭つつじは愛しきぞ 庭つつじは音もなく ぱらっと足辺に舞い来たり 蜂の羽音の消えぬたまゆら 庭つつじは美しかりけり 庭つつじは愛しかりけり