2月1日~2日は恒例のマンション作品展です。
昔、30年前に撮ったパノラマ写真(穂高・常念岳を歩く)を展示することにしました。
次回は作品展に出品したみなさんの作品を紹介していきます。
大村正次著「春を呼ぶ朝」―真珠―
故郷を去る日
もの云はぬ眸もまじり
なつかしい顔、顔、顔が
古風な驛の
浮みでて、いつぱい。
汽車が動いて
さつと夜の
紅いシグナルばかり
またゝいて遠くなる・・・・・・
おゝ 俺の
心を打つものよ。
俺は 一つの眞實を生かし切り
がつしり腰を下してゆかう。
悲壮な燈明をともし
夜汽車
ごうごうと凄じく
いま 故郷のトンネルを越える。