屯田物語

フォレスターとα6000が
旅の仲間
さあ、カメラを持って
出かけよう!

脱原発!を訴えるだけでいいのか?

2012年07月19日 | 百合が原


脱原発、反原発の抗議デモが続いている。

昭和35年の春、安保反対の国会デモに参加したことがある。
そのときは理屈もなにもなく「絶対反対!」のスローガンが唯一無比の信条であった。
平成23年のデモは穏やかで平和的な行進となり、成熟した日本社会の美しさすら感じたが、
即時撤廃!を訴えるだけではなにも生まれない、なにも変わらない。
周辺諸国の原発は今後増えることが予想され、
相対的に電力不足におちいる日本経済はますます地盤沈下する可能性がある。
「電力不足で生活レベルが落ちても構わない」などなど・・
日本人は不遜にもメシアになったつもりか、こんな馬鹿げた戯言は冗談ではすまされない。
原発に代わるエネルギーがなければ日本は間違いなく沈滞する。
「段階的に原発依存度を縮小し、そのあいだに有効なエネルギー開発に取り組む」
現実問題として、日本が取るべき最善の道はこれしか考えられないが、
原発推進派も反対派も感情的な対立を捨てて冷静に議論してもらいたい。

デモを煽る「市民団体」なるものは「即時撤廃」を強硬に主張している。
一般市民の善意を欺いて、祖国を貶めようとするこれら似非市民グループは許せない。

瓦礫の受け入れ反対!(放射能が基準値以下でもだめ)
風評被害はいや!(自分の地域だけ)
原発は絶対駄目!即刻廃止!(イエスかノーか)


「被災地の瓦礫はいっさい受け入れない」
原理主義で凝り固まった市民団体こそ反社会的な集団である。