浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

海のある生活

2005年02月16日 | 日常
海が近くにある生活、それが当たり前だと思っていたし、現在も特に意識しないで海を眺めながら生活している。島っ子だから当然だと言われればそれまでなんだけど・・・。

小さい頃から因島で生活してきた僕にとって、海は本当に身近なものだった。夏には海水浴をしていたし、魚釣りだって遊びの一つだから、かしこまって行くものではなかった。潮干狩りも家族で出かけて、翌日は食卓にあさりが並ぶのが当然だった。
大学生になってからも海が近くにあり、当然のごとく遊びに行っていた。

それが就職した場所が奈良だったため、海のない生活になってしまった。別に自分では意識していないんだけど、自分が変わってしまっているんだと気づいたのは大阪の南港に遊びに行ったときだった。潮の香りがして、それが懐かしくもあったけど、当時の僕には不愉快にさえ思えた。あー、自分は海が無いことが当たり前になっていたんだ・・・。結構、ショックでしたね。長年、生活してきたものが、わずかの間に失われてしまったことに。
奈良で生活している間に横浜の海(海が茶色だったのでびっくりした!)や和歌山、四国などの海に行くことがあり、潮の香りに出会うたび、子どもの頃のことが思い出されましたが・・・。

その後、因島で生活するようになって、また当たり前のようになりましたが、昔のように魚釣りしたり、潮干狩りをすることが無くなっています。海との関係が変わってしまったのかなぁ?