らんかみち

童話から老話まで

生七味とゴーヤ・チャンプルー

2012年09月24日 | 酒、食


「かんずり」がスーパーの店頭に並ぶには、季節がまだ夏を引きずっているのだろうか、今治市内じゃとんとお目にかかれない。そのかわり讃岐で本鷹生七味に出会うことができた。
 これは、日本一小さなデパートだった今治大丸が営業していたころならいつでも買えたのに、閉店してしまってから手に入らなくなっていた。見つけたときは、昔の彼女にバッタリ会ったみたいで、うれし恥ずかし、微妙~。

 小さな瓶の割には結構な値が付いているんだけど、他では味わえないと思えば、やむなしか。これ単味で食べて美味しいものではなく、何かに付けて初めてオブジェクトの味を引き立て、本領を発揮する。
 調味料といえるのかどうか分からないけど、先頃亡くなった地井武男さんのような、料理の名脇役といえようか。

 もうそろそろゴーヤも終わりなので、チャンプルーを作って本鷹生七味で食べてみた。今は瑞泉の古酒43度でやっているけど沖縄料理ってのは、ぼくが知っている限りではどんな酒でも合うような気がする。生七味も全く違和感がないどころか、互いを引き立て合って昇華する。
 それにしても、なぜ讃岐の土産物屋さんに? ラベルの裏を見て、なるほど、香川県の会社で作っていたんだ、知らなかったなぁ!

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