らんかみち

童話から老話まで

珍野菜にエールを送る

2013年01月31日 | 酒、食


 産直市場に見たことのない野菜から色目を使われ、買うっきゃないでしょ。左のブロッコリーともトロピカルフルーツとも見えるのが「キャベツ」だってぇ? 右の蕗の薹みたいなやつは子持ち高菜で、中国野菜なのだとか。
 
 カリフラワーと一緒にこいつらを塩ゆでにし、マヨネーズで食べてみる。キャベツと書いてある方は、風味も形状もカリフラワーとブロッコリーの中間といった感じで、とても軟らかい。茹ですぎたんだろう。

 子持ち高菜は、写真では分かりづらいけど、その名の通り子どもを従えている。食感は硬い目のジャガイモを食べている感じで、タラの芽みたいな苦みがあるけど香りは強くない。芽キャベツに近いかな。どちらもリピートしたいような、どうでも良いような……。

 農家の人たちも新しい食材を探して弛まぬ努力を続けているんだなぁ。この場合はチンゲンサイを初めて食べたときのような印象はないけど、「キャベツ」は見た目美しく、子持ち高菜の方は半分に切るか、もう少し小さいと丸ごと感を楽しめるかもしれない。でもゴーヤのような鮮烈な印象で虜になるほどじゃないかも。

 ここまで農家の人たちが頑張っているってことは、今年あたりアーティチョークも並ぶんじゃないだろうか。同志はきっといるし、なんなら島中のアーティチョーク愛好家を回って産直市にぼくが並べても良い。今年の春は暑くなる、いや熱くなるぞ!