らんかみち

童話から老話まで

猪すき焼きの食べ方

2013年01月14日 | 酒、食
 今宵はすき焼き、といっても肉は猪だけどね。ボタン鍋を連想して贅沢だとおっしゃる向きがあれば、いつでも牛肉と交換して差し上げまっせ。
 今日ハンタさんと会って話しを聞くと、年末までに60頭しとめたらしい。なるほど、その一部が回り回って蕎麦の対価のようにぼくの所へ届いたってわけか。



 すき焼きには関西風と関東風があるのだとか。関西風は最初に牛肉を炒めてから砂糖と醤油と水を入れて炊き、生卵にくぐらせて食べる、ということらしい。しかし次々牛肉を鍋に入れるわけだから、最初に焼くことに何の意味があるのか、と思ってしまう。

 焼き肉として食うのなら焼き肉のタレが要るだろうけど、最初から最後まで鍋焼きで食うのなら卵だけていいか。ということでいつも関東風の牛鍋で食うわけだけど、最近になって思うのは、自分で作るより吉野家の牛皿を食っている方が美味いんじゃないかってこと。
 すき焼きってたぶん、独りで食うもんじゃないのかもしれない。