らんかみち

童話から老話まで

映画館での太り方

2013年01月30日 | 暮らしの落とし穴
 もう何十年も映画館に足を踏み入れていないので、新作映画をいくらで観られるのか知らない。そのあたりの事情は英会話クラブの講師である王子の方が詳しく、「1500円から1800円で、アメリカの倍くらいだ」という。アメリカではロードショーの最初の週は10ドルで、3週目に入ると8ドルになるらしい。

 そんなので映画館は儲かるのかといったら、儲かるわけない。そのかわり、コーラやポップコーンのセットが30ドルくらいでベリーエクスペンシブなのだとか。じゃあ食わないで映画だけ観ていればいいじゃないかと思うんだけど、どうも映画とポップコーンとコーラはワンセットらしい。そういうわけで持ち込みは一切禁止。

 ぼくなんかだとビールとピーナッツとか食べたいわけだけど、殻をパリパリ割ってボリボリ食って酔っ払うというのは許されないらしい。そのうち眠たくなり、いびきなどガーガーかき始めたらつまみ出されても文句は言えん。プロ野球の人気のないカードを、外野で寝転がりながら観戦するのとはわけが違うんだね。

 しかしバケツ一杯のポップコーンを食いながらどんだけのコーラを飲むのか知らないけど、アメリカ人が太るのも無理ないわな。と、少しばかり蔑んだ見方をしていたら、日本も同じなの? 今じゃ日本の映画館もポップコーンとコーラが定番だっていうじゃないか、ぼくって世の中から相当ずれているんだ!