らんかみち

童話から老話まで

浴衣でヒップホップを

2011年07月02日 | エンタメ
 ずっと前に通っていたカルチャースクールのバイオリンレッスン室は、ピアノの部屋と多目的部屋にはさまれてました。時間があればピアノの先生と話したり、日舞の先生と話したり、ストリートダンスのレッスンを拝見したりできる、シームレスというか、いいかげんな間取りでした。

 和装の日舞の先生(男性)と、ラフスタイルのストリートダンスの先生たちも、かみ合っているのかそうでないのか判別不能な会話をされてましたね。あのお二人は、ひょっとすると互いを見下していたのかもしれませんが、この動画を一緒に観たら話は弾むことでしょう。

John Lennon da Silva dançando a Morte do Cisne


ヒップホップもストリートダンスもブレイクダンスも区別できないぼくですが、瀕死の白鳥がクラシックであることは知ってます。だけどこの動画のダンスはもはやボーダーレスですよね。今やストリートダンサーたちは、クラシックも踊れないと認められない時代なのでしょうか。

「酒は飲め飲め、飲むならば、日の本一のこの酒を……」なんて歌をバックに、ストリートダンサーが黒田節を踊ったって、今の時代に何の齟齬がありましょうや。古典芸能にも新興芸能にも疎いぼくなので、あるいは既にどなたかが実践されているかは知りません。
 だけど浴衣着た日舞のお姉ちゃんが、ヒップホップをバックに転げ回っているような動画は観たことがないので、ぜひ頭一つ抜け出してほしいものです。来年の島おこし企画でやってみようかしらん。