札幌市南区真駒内本町、真駒内曙町、真駒内上町

　先日、また間違えてじょうてつバスの真駒内本町行きに乗ってしまった。
　真駒内本町には、市営バス時代からの営業所があり、たくさんのバスがとまっている。

　南21西11の停留所で待っていると、真駒内駅前・南町4丁目行きのほかにも、川沿経由の簾舞みすまい、定山渓行きなどさまざまな系統のバスが来て、ふだん乗り慣れていないと迷ってしまう。しかも、それぞれかなり遅れてくるので、時刻表を見ても、じぶんの乗るべきバスなのかどうか判断がつかない。

　そういうわけで、つい違う路線に乗ってしまうのだ。



　真駒内本町の中心にあった、宇宙的で斬新なインテリアデザインのパチンコ店「パーラー真駒内」は、取り壊されて更地になっていた。

　仕方ないので、歩き出す。
　駅は遠いので、真駒内上町のバス停を目指す。
　そこまで行けば、家のほうへむかうバスがくるはずだ。


　真駒内本町は、藻岩橋を渡ってすぐのあたりで、名前こそ「本町」がついていて、昔は真駒内の中心商業地としてにぎわっていたが、1971年に開通した地下鉄の駅が、南東に離れた位置に開設されてからは、しだいに寂れてきている。

　飲食店の看板が連なるビルも古いものがほとんど。
　「テナント募集」の貼り紙も多い。

　かつて「ホシチェーンストア」（映画「ガメラ2」にも、戦車が走る場面で一瞬登場する）があったビルも、かなりの部分があいていて、「ホシチェーンストア」の看板が外された跡が確認できる。

　緩やかな上り坂を南へと歩いて行く。
　坂のてっぺんの角に交番がある。
　その道を左に曲がると、真駒内神社がある。



　かつてこの場所は、小さな川の源流域があったと推測されるが、現在の社殿や鳥居は段丘の上にある。





　真駒内と言えば団地。




　真駒内曙公園。




　自衛隊の真駒内駐屯地の南端は五輪通りに接している。
　見事な並木が2列になって歩道を挟んでいる。