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北海道美術ネット別館

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オホーツク小さな旅(38) 置戸・勝山温泉へ

2011年02月15日 23時26分48秒 | つれづれ日録
((37)はこちら)

 北見盆地から外へと出る道路はたくさんあるけれど、主なルートは三つである。
 西に向かい旭川や札幌へ向かう道、北東の網走へ行く道、そして、南西方向へ十勝方面に抜ける道である。
 最初のルートは何度も通っているし、網走にも先日訪れたけれど、南西方向の道路は、昨夏に北見に赴任して以来、一度も通ったことがない。
 かつては、国鉄池北線、そしてそれを引き継いだ第三セクター「ふるさと銀河線」が走っていたルートでもある。
 先日、北見から訓子府くんねっ ぷ 町、置戸おけ と 町へと足を伸ばしてきたので、少しだけ報告をする。

 会社と自宅の往復を続けていると、時にはふらりと出かけて温泉にでも入りたくなるのだ。

 もうひとつ、置戸行きの目的は、1992~98年に断続的に置戸に滞在した米国人彫刻家ロベルト・フリオ・ベッシン(ROBERT JULIO BESSIN)さんの作品が野外に点在しているので、それを見たかったのだ。
 これについては、別項で特集したい。

 朝8時過ぎ。
 北見バスターミナルから陸別行きのバスに乗る。
 ふるさと銀河線が廃止された後の代替バスである。



 このルートは、以前から北海道北見バスが走らせていた便があるので、地方としては意外に本数が多く、北見-訓子府間は1日21往復(平日)もある。
 ただし、訓子府、置戸で打ち切りの便が大半で、置戸からさらに奥の勝山温泉には5往復(休日4往復)、陸別には7往復(休日6往復)しか走っていない。
 十勝へ行く直通便はなく、陸別で十勝バスに乗り換えなくてはならない。
 一度乗ってみたいのだが、帯広まで片道4時間半以上かかるので、二の足を踏んでいる。

 バスは常盤町から北光地区へと抜ける。
 このあたりは市内線の本数がおそろしく少ない地区で、不便だと思っていたのだが、なるほど、訓子府方面のバスがこちらを経由するのであれば、それほどでもないな。

 旧北光社駅のあたりには、北海学園北見大の跡がある。
 完全な廃墟ではなく、今でもたまに使っているらしい。
 それを過ぎると、北糖の砂糖工場がある。
 そのあたりから一帯は、農村地帯である。

 18年ぶりに通ってみてびっくりしたのは、沿道の住宅がどれも新しいことであった。
 貧乏くさい建物がほとんどない。
 オホーツク地方では、第1次産業というのは、「豊か」というイメージがあるように感じる。

 訓子府駅前で客の大半が入れ替わった。
 間もなく、客のオバハンがなにやら騒ぎ出した。


この項続く


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