(
承前)
斜里町内二つ目の野外彫刻。
役場庁舎の前に立つ裸婦で、知床連山が借景になるのがすばらしい。
単なる立像ではなく、右肩をあげて、首をすこし横に向け、きりっとした意思の強さを感じさせる。
銘板によると、寄贈者は
株式会社豊慶漁業部 日東製鋼株式会社
豊洋水産有限会社 東北製鋼株式会社
となっており、その下に、「納入者」として「高岡市 山本理八郎」の名が刻まれている。
作者の重岡達治さんについては、ネット検索すると、大阪や静岡県伊東市に野外彫刻が設置されている人だということしかわからない。
各種人名録や美術家名鑑でもわからなかった。