北海道美術ネット別館

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川口霽亭・浅野天鐘 書と日本画の世界(6月18日まで)

2006年06月16日 21時51分23秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 川口さんは未知の書家だが、ネットでしらべると、歌志内出身で、良寛の研究家でもあるらしい。
 会場には、山頭火の俳句などを書いた作品がならんでいた。やわらかい筆使いの近代詩文である。
 「この旅果てしない旅つくつくぼうし」

 浅野さんは、道内では少数派の、道展に出品していない日本画家。
 一見、ふつうの花鳥画に見えるが、ただの写実にとどまらないユニークな描写がそれぞれの絵にあるのがおもしろい。
 「夏韻」は、迷彩服のような木の幹がめずらしいし、「白梅」は、繊細な花にくらべると幹がどっしりと太いのが目を引く。
 静物画「クレマチスと桃」は、背景の金と緑青が重なったような色使いが絶妙。アルカイックな壺もおもしろい。右に配された桃と、左にころがっている梅のような果実が、響きあっている。
 ほかに、抹茶色の水面がユニークな「白糸の滝」や、「ばら」「花王」「神仙沼月照」「牡丹」「水ぬるむ」「白牡丹」「遠山残雪」「墨牡丹」(軸装)

5月31日(水)-6月18日(日)10:00-18:00 火曜休み
茶廊法邑(東区本町1の1の8の17)

http://maps.google.co.jp/maps?f=q&hl=ja&q=%E8%8C%B6%E5%BB%8A%E6%B3%95%E9%82%91&ie=UTF8&filter=0&sll=43.081145,141.380675&sspn=0.003236,0.005397&ll=43.081615,141.380074&spn=0.006473,0.010793&om=1


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