goo blog サービス終了のお知らせ 

GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

刺繍の馬

2008年12月13日 | 馬徒然
浜松で刺繍教室を開く友人が作ってくれたもの。
先月、その作品展を見るために、大学の仲間4人そろって浜松を訪ねた。そのお礼にと、浜松名産品に添えて手作りのキーホールダーを送ってくれた。3cm四方の小さな布地に、細かなステッチで馬が描かれている。裏は名前のイニシャル「M」のステッチ。
一人一人のイメージにあわせて柄を選んでくれたそうだが、「やっぱりあなたには馬しかないと思って」と彼女。
細かな手作業、ひと針ひと針の丁寧な仕事。
感謝感謝。

とっても愛らしい馬なので、もう一つオーダー。すぐに作って送ってくれた。お土産を頂いておきながら、お別れの挨拶もできなかったイギリス人カメラマンのHさんに送ろうと思っている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クイーン賞のユキチャン

2008年12月10日 | 競馬場
平日の船橋競馬場。今日は牝馬の重賞クイーン賞である。
お客さんも報道席のカメラマンも、賑わっていた。
金子オーナーの姿もあった。
ユキチャン人気である。
頭差で、惜しくも2着。けれど話題の白毛馬ユキチャンは、がんばっている。
前日の雨で少々ぬかるんだコース、ほとんど泥にまみれずに戻ってきた。

優勝したヤマトマリオンのお母さんはヤマトプリティという芦毛の美人。京都競馬場で会ったとき、とても愛らしくて何枚も写真を撮った。孝行娘を持って立派なお母さんになったんだね!!

ユキチャン(牝3)
父 クロフネ
母 シラユキヒメ(父 サンデーサイレンス)

ヤマトマリオン(牝5)
父 オペラハウス
母 ヤマトプリティ(父 アンバーシャダイ)
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JCのコスモバルク

2008年12月09日 | 馬徒然
3世代のダービー馬がそろって、話題を呼んだ今年のJC。
でも応援する馬は、5回目のJC出走となったコスモバルクである。
ケガをして、初めて長い休養をした。休み明け初戦が、JCだとは、なんともすごい。
成績は・・・一番後ろからの入線だった。
こんな大レースを無事に走った。それが何より。

レース終了後、優勝したスクリーンヒーローを取り囲む報道陣とは別に、バルクの取材を続けているライターの瀧澤陽子ちゃんや編集者のつぐみさんとともに、バルクの厩舎を訪問した。
バルクは厩務員さんにひかれて、静かにクーリング。JC5回の出走もすごいけれど、シンガポールにも3回遠征し優勝経験をもつバルク。どっしりと、貫禄ある風情だったが、目はいつもながら澄み切っていた。
調教師の田部先生にご挨拶すると、先生は「次回はこんなレースにはならんと思います」と優しく微笑みながらおっしゃった。

多くのトップホースが脚光をあび、そしてめまぐるしく引退していく中、バルクは黙々と走り続ける。
これからもとにかく無事で、競走生活を続けてほしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サラブレッドの難病

2008年12月08日 | 馬徒然
ジャパンカップダートでカネヒキリが復活したニュースとともに報道されているのが、屈腱炎を克服した治療法のこと。
カネヒキリに施された治療は、自らの体内で採取した細胞を患部に注入し、再生させるというものだったそうだ。
これは、あの「万能細胞」と同じ概念なのだろうか。
屈腱炎は、サラブレッドにとって、いや、スポーツホースにとって不治の病といわれる難病で、これまでどれほどの馬たちが現役からの引退を余儀なくされたことか。
カネヒキリの復活劇は、単に一競走馬のドラマにとどまらず、すべての競走馬が抱える難病に対する希望になるのではないだろうか。

少し前、ディープインパクトがなぜあのように軽やかに、天を舞うように走ったのか、科学的な分析がずいぶんとなされた。馬の専門誌でもとりあげられたし、NHKでも特集番組が組まれた。
今後は、カネヒキリの屈腱炎克服がもっとも注目される研究対象になるやもしれない。

それにしても、人間のサラブレッドに対する情熱とは、なんとすごいものだろうか。同時に、すべてヒトの管理下でなければ生きることさえ叶わぬサラブレッドの悲哀を感じてしまう。
彼らは、本来馬として生きる術を持った生き物のはずなのに。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

復活!カネヒキリ

2008年12月07日 | 馬徒然
屈腱炎で2年以上も休養していた競走馬カネヒキリ。
先月の武蔵野Sで復帰、そして今日阪神競馬場で行なわれたジャパンカップダートで見事に優勝した。

彼はとても可愛い顔をしている。栗毛のお坊ちゃまといった風情。なのにとても強く、好きな馬だった。
カネヒキリを筆頭に、アメリカ帰りのカジノドライヴ、GI連勝中のヴァーミリアンなど話題の馬や、スズカフェニックスと同厩のアドマイヤフジ、シンボリクリスエスの子供サクセスブロッケンなどの応援馬が出走するので、仁川まで行きたかった。
が、おとといの金曜日に抱え込んでいる仕事の校正が大量にあがった。

この一年、この仕事にかかりきりだった。
10月初旬にやっと具体化して、その後は出版社から要請されるいろいろな課題をこなし、11月末にどうにか初稿入稿。けれど初めてのことばかりで要領がわからず、やらねばならない作業が次々と出てくる。
秋競馬は、ずいぶんサボってしまった。

家でその仕事をしながら、カネヒキリの戴冠を見ていた。
イギリス人の女性カメラマンHさんも、現場にいるはずである。仁川に行くつもりだったから、先週は挨拶もできずに別れてしまったことが悔やまれる。
カネヒキリの復活もレンズにおさめたかった。

でも仕方ない。
人間、一度にたくさんのことはできないものだから。

写真は、先月武蔵野Sに出走したカネヒキリ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

写真展「馬事公苑の四季」

2008年12月05日 | 馬徒然
世田谷の馬事公苑で、高橋真理さんの写真展「馬事公苑の四季」開催中。

以前、馬事公苑で厩務員をされていたという高橋さん。季節ごとの彩り、馬たちの姿が、1枚1枚の写真に生き生きと映し出されている。
日本で初めて演技馬の調教をされていた山谷さんと馬たちを撮影した写真集「馬と見る夢」の出版後、週一度は馬事公苑に足を運び、撮影を続けていたそうだ。
こんなに馬事公苑をきれいに撮る人は、他にいない。

高橋真理写真展「馬事公苑の四季」
馬事公苑ホースギャラリー(AM9:00~PM4:00 月・火曜日は休み)
2009年2月1日まで

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

英国から

2008年12月03日 | 馬徒然
ジャパンカップで一番楽しみなのは、イギリス人の女性カメラマンHさんに会えることである。

毎年JCの報道席に必ずHさんがいる。それは10年以上も前から変らない。
「競馬ファン」として撮影をしていた頃から、JCで毎年見かけるHさんはとてもチャーミングだと思っていた。
同じ報道席で撮影するようになり、Hさんと古いつきあいがある先輩カメラマンY氏を介して、いろいろ話をする機会ができた。
流暢な日本語、それはかつて彼女が遠野に住んでいたころに覚えたものだということを知り、本当に不思議なご縁だと思った。

今年もまた、彼女に会うことができた。
とても素敵なお土産を頂いた。
日本最大の国際レースJCの楽しみは、日本国内のトップホースが集うこと、外国から馬、厩舎関係者が訪れること、そして報道席も他国のお客様を迎えること。

そうはいっても、今年の報道席は例年よりも国外のプレスが少なかった。
ミルコ・デムーロ騎手が優勝したことにより、彼の母国イタリアからかけつけていたカメラマンが感極まって雄たけびをあげながら撮影していた姿が印象的。
Hさんは、いつものように朝一番から最終レースまで熱心にレンズを向けていた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする