GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

弔い

2010年05月26日 | 競馬場
ベランダの蝶、モンクン(ツマグロヒョウモンだからモンクンと呼んでいた)が天寿まっとうした。

羽化から1ヶ月が、蝶の寿命だという。
だいぶ弱ってきたと感じていたので、種子島に行っている間に命つきてしまうことを覚悟していた。
でも、もしかしたら、生きていてくれるかもしれない、そう願いつつ、夜遅くに戻ってすぐにベランダをのぞいてみたけれど・・・。
羽化からちょうど4週間だった。

翌朝、迷った末に、飛んでいきたかったであろう庭の芝生へ放した。
モンクンは、ふわりと、落ちていった。
夕方には、もう姿がなかった。
昆虫の世界には、昆虫同志のルール、食物連鎖がある。
モンクンの命は、別の命にリレーした。

このひと月、毎日ゴールドクレストの木から地面に「ジャンプ」するモンクンに、ハチミツと水を与えて、夕方に木の枝に戻すのが日課だったので、でかけても早く戻るようにしていた。
おかげで、歩くことが少なくなり、太ったみたい。
また歩かなくては。

写真は、オークスの日、雨が降りしきっていた東京競馬場のローズガーデン。
例年より遅く咲いたバラが見事。




コメント
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