端っこの「お気に入り」プチ感想です。 (前回)
『ナポレオン 獅子の時代』11巻
『へうげもの』8巻
『西遊妖猿伝』3~4巻
どの作品も、もっと熱く語りたい!・・・んですけどね(-_-;)
話の内容にふれる部分があります。
『ナポレオン 獅子の時代』11巻 (長谷川哲也先生)
〔あらすじ〕
世界史の有名人〝英雄〟ナポレオンと、彼の活躍した時代を描いた作品。
「北Oの拳」ばりの劇画タッチで描かれた本作品は、壮絶なまでに男臭さ全開!
基本は史実通りのストーリーながらも、フィクション要素も満載なアクの強い物語。
〔感想〕
この作品では、破天荒な人物たちの荒唐無稽な行動が読んでいて楽しいのですが、
この巻でもそれはさらにパワーアップして、私を驚かせてくれます。
なんですか、カルノー vs オージュローの「北Oの拳」勝負はー!!Σ(゜ロ゜;)いいぞ、もっとやれ
さて、外交という名の「演技 脅し 腹の探りあい 妥協」によりイタリア戦線も落ち着き、
次は狂気のイギリス戦線へ! あの“漢”も登場して期待は高まる。 ダヴー外伝も面白い。
『へうげもの』8巻 (山田芳裕先生)
〔あらすじ〕
戦国時代の武将にして、茶人である古田織部を描いた作品。
武将として活動するかたわら、「茶」を中心とする文化にとりつかれた男・織部。
“へうげた(おどけた)”雰囲気と、その中にある真剣味が奇妙な面白さをかもし出す!
〔感想〕
利休の決意。 秀吉の行動。 そして、新たな“器”で「勝負」をかける織部。
歴史上でいえば「利休の自刃」も近づくころ、緊張感はいやでも高まる。
でも今回は、伊達政宗と蒲生氏郷のやりとりが面白すぎだったり、
豊臣秀長と黒田孝高(官兵衛)なんかは・・・うわ~、こう来たかー!という感じだし、
周囲の動きもあわただしい。 そして、利休の“自覚”の描き方はこの巻の白眉でした。
『西遊妖猿伝 大唐篇』3~4巻 (諸星大二郎先生)
〔あらすじ〕
1~2巻プチ感想をご参照ください。
『西遊記』をモチーフとした物語。 孫悟空の戦いと、玄奘の旅の行方やいかに・・・
悟空と金角大王の決着はどうなる? そして、唐打倒のため宮城へ忍び込む“6健将”!
〔感想〕
オビ文には「読みだしたら止まりません」とあり、少なくとも私はそんな感じで読めました(^^)
この作品では『大唐篇』ということもあって、〝唐〟の人物に注目してしまいます。
李淵とその子である3兄弟、李世勣、魏徴、李靖、そして尉遅恭(敬徳)などなど、
歴史好きであれば「たまらん」人物がいろいろと出てきます・・・秦瓊(叔宝)は、いないか。
そして、【玄武門の変】までストーリーに組み入れてしまうとはさすがです。 “ナタ”も。