五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがホーム 感想②

2009年08月06日 | ◆4コマ誌① まんがホーム

2009年9月号 のつづきです。

 ①は、『恋愛ラボ』 『となりのなにげさん』の感想です。

 今月号でも、2作品の終了と「ホーム」の変化も激しいですね(・・;)

 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 

 

●てんたま。 (豊田アキヒロ先生)

 これは・・・よい最終回でしたね(;◇⊂)

 ちょっと寂しいけれど、それでも素敵な余韻の残る見事なフィナーレ!

 

 るーさんの正体、そして天使長の存在。

 「片翼の天使は 抱きあわないと 飛ぶ事はできない」

 これは、ルチアーノ・デ・クレッセンゾかな?

 

 人は誰しも片翼の天使・・・という意味で使われると思いますが、

 この場合、るーさんとそーや君のことを言っているのでしょうね。

 

 だとすれば、そーや君が無表情キャラクターであったのも、

 意味があったことなのかもしれない・・・と思えます。

 

 

 あーでも、私は「成長したお色気な」るーさんよりも、

 天使長に降臨してきてもらいたいですね~。(今までの流れが台無し)

 天使長・・・スタイルよすぎですもの(ぉぃ

 

 それにしても、るーさんは変わらずにそそっかしい(^o^;)

 「頭ぽかんと・・・」はよいとして、「残酷だけどがんばります」の方は、

 ジェイ〇ンも真っ青((((;=д=.))))

 

 

 そして、期限は来てしまいました。

 天使長にしがみつき、震えるるーさんが・・・(;;)ぅぅぅ

 

 「ひとりぐらし」に戻ったそーや君。

 でも、心の中には家族が生きている・・・と彼は言います。

 

 じつは私、今回初めて、そーや君は「独り」である・・・

 と、ハッキリ感じることができてしまったんですね。

 恥ずかしながら、あまりそうしたことを気にしたことがありませんでした。

 

 これまでこうしたことに“気付かなかった”のは、

 そそっかしくも、明るく純粋なるーさんがそばにいたから・・・なのでしょう。

 

 るーさんの“降臨”は、るーさんの願いであったのだけど、

 そーや君にもきっと、「残ったもの」はあるのだろうな・・・と思えます。

 だって、無表情キャラクターだったそーや君のラストの笑顔。

 最高じゃないですかー。゜(。´Д⊂)

 

 

 ラストの1ページを使った「4コマ」。

 3コマ目の天使長とるーさん、輝く空、真っ白な雲、

 そして舞い落ちる羽、こぼれる光・・・

 

 思いっきり、心打たれてしまいました。

 寂しいんですよ、とても寂しいラストなんです。

 でも悲しくはないのは、笑顔があふれているから・・・でしょうね。

 

 そーや君の傷ついていた“翼”は、るーさんという“翼”によって癒され、

 そしてふたはさんという新たな“翼”を得て、これからはばたくのだと・・・

 そんな風に感じた最終回!

 

 うう、見事すぎです豊田先生ぇ~!(ノд<。)゜。

 本当に、楽しませていただきました! 最初から読みなおしたいな・・・

 

 

 

●ひなばと (尾形未紀先生)

 こちらも、最終回です!

 やはり「再会」は終了の布石でしたか・・・

 

 旬介さんの歓迎パーティーということで、

 ふんわかベーカリー関係者一同が勢ぞろい!

 

 あおいさん来てますけど、哲平くんとの仲も前進しつつありますね~(^o^)

 給料ネタで怨念ふりまく店長がおもろい(^∇^;

 いろんな人のいろんな話もあるけれど、ここはやはり梨々子さん

 

 家事が苦手だった彼女がしっかりしていたり、

 瑠々ちゃんがお手伝いしていることに驚く旬介さん。

 かつてのセレブ姫ママも、たくましくなりました(o^∇^o)

 

 

 そして私が「スゴイな」と感じたのは、家事が苦手だった梨々子さんが

 苦境に陥った時に、実家を頼りにしなくなった理由ですね。

 

 「夫の悪口を言う」 ⇒ ケンカして飛び出す

 ・・・までは、梨々子さんならさもありなん(´▽`;)

 なのですが、その後も必死に乗り切ってきたのだな~と考えると、

 夫・旬介さんへの愛情と、梨々子さん自身の芯の強さを

 うかがい知れる気がしました。

 でも、あおいさんがいなけりゃ、どーなってたことか(^^;

 

 ちと暴走気味ですけど、「明るさ」という点において

 梨々子さんは特筆すべきものを持っていますからね・・・

 

 

 さらに、最終回にして、哲平くん・あおいさんの関係も進展!(●^o^●)

 宇都木くんなんて人もいたけど・・・ね。

 

 いろいろ丸く収まりつつ、今後もいろいろ大変なのだろうけど、

 “ふんわかベーカリーの人たち”なら、心配いらないな~。

 

 ラスト「ひなばと」に込められた意味を知って、ますます納得!

 これほど梨々子さんにふさわしい“言葉”はないですね(^O^)

 

 まさに、『ひなばと』・・・そして、「ふんわか」な雰囲気で、

 楽しませていただきました!

 

 

へつづきます。