五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがくらぶオリジナル 感想①

2009年08月22日 | ◆4コマ誌⑥ まんがくらぶオリジナル

2009年10月号

 今月号から、『うちの姉様』が表紙・巻頭作品になっていますね・・・「ノエス」(^o^;)

 いろいろと変化の時期なのでしょうか。

 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 

 

●こうかふこうか (佐藤両々先生)

 本編とは関係ないのですが、「読者オススメ☆夏バテ防止料理」に

 84歳・男性の方からのコメントが載っていて、

 なんだか不思議な気分になりました(^_^;) 読者層、厚い!(?)

 

 

 そして、本編。

 ややっ! またも不穏な人間関係?

 幸花さん、再び“針のむしろ”的な心情に??

 

 自分の付き合っている人が、別の異性ばかり見ていたら、気が気でない。

 そんな状況なのは、亀山さん

 「岩井は 幸花ばかり気にするし」と、お怒りの様子。

 でも、鶴見さんはきちんとフォロー(^o^)

 

 岩井くんに「・・・亀ちゃんに優しくしたげてよー」なんて言うところとか、

 どこまでフォローの人なんだ!

 

 

 そう、今回は鶴見さん大活躍?ですよ!

 亀山さんの〝変化〟に気付く、その観察力・注意力。

 「仕草も可愛くなったよね?」

 ぶほぉっ!;:゛;`(;゜;ж;゜; ) どこぞのNo.1ホストですか、アンター!!

 

 いやいや、さすが私のホレたお方!(ぇ

 以前、幸花さんの〝変化〟も察知されておりましたが、

 彼女は本当に、周囲をよく「見て」います。

 

 そんな鶴見さんが亀山さん相手に、子供っぽい“仕返し”してるとことか

 ・・・可愛いなあ(えー

 

 

 それはともかく・・・・・・

 やはり幸花さんは亀山さんを「意識」するあまり、

 自分の行動に制約をかけすぎてしまい、それが裏目に出てしまう展開。

 

 亀山さんは、岩井くんの気持ちを知りながら、

 それでもいいよと言ったけど、やはり気になる彼の視線。

 前回も、岩井くんと幸花さんが一緒にいるだけで、

 いろいろ気にしすぎな感じでしたが、またもや暗雲たちこめる?

 

 などなど先行き不安な展開に、ドキドキしつつワクワクしたりと

 そんな不謹慎な自分を戒めながら・・・今後も楽しみであります!

 

 

 そして、佐藤先生の『つれづれなるママ本』が、もうじき発売!(8月27日)

 先生ご自身が「一番人様に見て頂きたいと思っている漫画・・・」とのことです。

 

 他社で非4コマの作品ですが、『ぢごぷり』(木尾士目先生)という

 育児を題材にした作品があります。

 

 いわゆる「萌」の絵柄で描かれている(けど赤ん坊は「非萌」で描かれている)

 のですが、それはたぶん同じように「人様に見て頂きたい」という〝思い〟が

 あるのではないかな~・・・なんて、佐藤先生のコメントを見て感じました。

 「萌」であるのは、とくに男性に読んでほしいからかも?

 

 それだけ「育児」に対する〝思い〟は、

 経験者の方にとって特別なものである

 ・・・のかもしれませんね。 ちょっと余談すぎて、すみませんm(__)m

 

 

 

●おかあさまといっしょ (小池恵子先生)

 トビラを占領するのは、嫁サマです(^^;)

 そんな嫁サマ主役回!

 

 嫁サマが自由を満喫し、縦横無尽に唯我独尊!

 ・・・なわけではなく、何やらシリアス話。

 

 既婚者である同僚さんに相談を持ちかけられるも、

 「相談」という名目の「愚痴」

 なんてことは、まあよくある・・・かな?

 私も、自覚なく愚痴ってたりとか、あるやもしれませぬし(^^;

 

 

 愚痴の嵐に呼び起される嫁サマの過去。

 「全員が加害者で被害者」な家庭環境というのは、

 子供にはツラすぎるキツすぎる。

 

 嫁サマの、厳しくもどこか歪みを感じる性格形成の背後には、

 こうした過去があったのか・・・と納得するのも、何となく不遜な感じ。

 

 なぜなら、嫁サマの「そこ」からの脱出が見事すぎるから・・・

 

 苦悩懊悩、自己憐憫に自己嫌悪、そんな出口のない迷宮は、

 捕らえられながらも自分からは離れられない牢獄のごとし。

 それなのに、彼女は自分の一歩を自分の意思で歩き出す。

 

 「私は 最低の人間だけど」

 このセリフから始まる流れに、私は溺れてしまいそうでした。

 

 

 なんてスゴイんだ・・・と感心していたら、

 もっとスゴイ「奇跡」に遭遇!

 

 ここ笑うとこ?(^◇^;)

 いや、私は笑わず真剣に、「運命の出会い」に感動しましたけど(ぇ

 どMな夫さんの顔が・・・意外と目が鋭くてカッコよさげ?(゜゜;)

 

 そして、ラストにようやく姑サマ登場!

 

 この2人、これで本当に「うまくいってる」のが面白い!

 ということは以前も書きましたけど、

 本当に嫁サマにとって、この姑サマや夫さんとの関係は

 「奇跡」なのだな・・・と感じました。

 

 そんな「奇跡」を眺めつつ、今後も楽しみであります!

 

 

へつづきます。