五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ 今月のアルペジオ

2013年05月02日 | ◆[不定期] ヤングキング・アワーズ

ヤングキングアワーズ 2013年6月号より

 

 

 

 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 

 

 

 

 

●蒼き鋼のアルペジオ (Ark Performance 先生)

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 コミックス7巻、5月30日発売!

 そんな今回、ヤマトvs.タカオから、コトノvs.タカオへ突入!?

 謎の女=コトノさん。 前回、気になったことを言ってましたが、

 どうやら彼女こそが“霧”の総旗艦であると判明。 薄々感じてはいましたが、驚きました。

 

 群像の幼なじみである天羽琴乃。

 彼女をモデルに形成されたメンタルモデルこそが、コトノさん。

 すると、天羽琴乃はやはりもう、この世の人ではないのでしょうか。

 タカオさんも怪訝な表情してますが、私も不可解すぎて混乱してますよ!

 

 

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 2人の戦いは話し合いへ・・・

 重巡クラスなどは、超戦艦にとっては赤子も同然?

 あっという間に、コトノさんにペースを握られてしまうタカオさん。

 矢継ぎ早の質問も、のらりくらりとかわされている雰囲気ですね~。

 

 問1:なぜ天羽琴乃をモデルにしたのか? ⇒ 答:憶えていない

 メンタルモデルの容姿・性格は、コアが選択した結果であるらしく、

 コアが無意識のようなものであるために記憶がないというのは、筋が通ってますね。

 

 問2:「コトノ」と称しているのはなぜか? ⇒ 答:ヤマトと区別するため

 複数のメンタルモデルをもつ艦艇であれば、その判別がしやすいようにというのも納得。

 ナガトやビスマルクなども、そんな感じなんですかね。 ムサシはどうなんだろう。

 けれど、はたして区別のためだけに「コトノ」なんて名乗るかは、少し怪しいかもですね。

 というか彼女、群像のこと知ってましたよね? あれはどーゆーことなのよ、と。

 

 問3:群像に401を与え続けるのはなぜか? ⇒ 答:与えてなどいない

 このあたりは、後半はぐらかしているようにも思えますが、

 少なくともコトノさんは、401(イオナ)の自由意思に任せているっぽい印象を受けました。

 

 

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 そして、コトノさんの口から出た、アドミラリティ・コードの話。

 物語の核心。 すべての始まり。

 ここで驚いたのは、海洋支配がアドミラリティ・コードによる“勅命”であったこと。

 てっきり私は、自己防衛のために反撃した結果が、海洋支配だと考えていましたもので。

 こうなると、アドミラリティ・コードはなぜ、海洋支配を“勅命”としたかが気になりますねえ。

 「再起動」というワードと共に、謎が深まるばかりです。

 

 ところで、タカオさんがリンゴを持ったお姫様になっていたのは、白雪姫の暗喩でしょうか。

 王子様のキスで目覚めるその日まで、おやすみなさい・・・とか?(^^;

 さすがにそれはないかな。 りんご=知恵の実のイメージかも。

 まあ、白雪姫のキスも、りんごのイメージも、実際とは異なるらしいですけど。

 

 それにしても、タカオさんとのやりとりを見ていると、

 コトノさんはその気になれば、彼女を支配できそう。

 「カスミ」のコントロールを奪い返す速さ、タカオさんの衣装を素早くチェンジする様子など、

 間違いなく、タカオさんを上回る力をもっていることがうかがえます。

 

 しかし、コトノさんはタカオさんを支配しなかった。

 その意味するところは、彼女自身が語った言葉から察することができますね。

 つまりは「孤独」でありたくないというコトノさんの想いが、

 他のメンタルモデルを支配という鎖でつなぐことを、よしとしないのだろうと思われます。

 

 全てを己の思い通りに動すことは、世界に自分1人しかいないことと同じ。

 自由意思をもつ他者がいるというだけで、そうした孤独はやわらぐことになるのかも。

 この「孤独」というのは、本作品の1つのテーマとして、時折浮かび上がって来るもので、

 なかなか興味深い描かれ方をしています。 コトノさんの「孤独」も同様ですね。

 

 

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 翔像とゾルダンの会話。

 対タカオ戦にて、甚大な被害をこうむった2501でしたが、ゾルダンは作戦続行を表明。

 その心意気やよし、と言いたいところですが、すべては翔像の思惑通りのようで。

 しかし翔像さん、ムサシがパター持ってるところを見ますと、ゴルフでもするのでしょうか。

 イギリス首脳陣との接待ゴルフかな? いろいろ密談予定があるのかも・・・ 政治ですね。

 

 

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 一方、函館では・・・

 ハルナたちと眞首相の会談(?)が行われております。

 メンタルモデルは食事ができるという、タカオさんから得たデータをもとに接待してますね。

 

 タカオはマヤにとって「お姉ちゃん」というのも面白い話でしたが、

 興味深かったのは、眞首相が刑部博士を「恨んでいる」と語った時のハルナさんの反応。

 眞首相としては諧謔のつもりだったんでしょうけども、ハルナさんは真に受けている様子。

 このあたり、まだ人間になじみ切れていないメンタルモデルということを感じさせつつも、

 刑部博士に特別な想いを抱いているように思えるそぶりなのが良かった。

 

 

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 そして、蒔絵さんは・・・?

 彼女の心情が、どのように動いて「拒絶」に至ったのか気になりますが、

 それはともかく、現在はある女性のもとにいる模様・・・ って、あの人じゃないですかー!?

 スペシャルブックに登場したあの方。 彼女が蒔絵さんと共にいるんですね。

 彼女の素性については、スペシャルブックで判明してましたけど、

 ここからどのように物語にかかわってゆくのでしょうね。 今後も楽しみです!

 

 

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 今月の「アド探」~!

 ついに、アドちゃん探しのための資金作りが本格化!?

 神々が不甲斐ない(スミマセン)せいで、薄い本もドラマCDも可能性がない状況。

 そこでコトノさんがとった作戦は・・・? え、これってどーゆーことなんでしょう??

 まさかアニメ化・・・は、気が早いですよね~(と言いつつ、チラッチラッと期待の目)。

 次号から新展開を迎える本コーナー。 何があるのか、楽しみです!

 

 

◆ ヤングキングアワーズ 感想

 


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