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五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ 今月のドリフ

2016年07月09日 | ◆[不定期] ヤングキング・アワーズ

ヤングキングアワーズ 2016年8月号より

 今月の『蒼き鋼のアルペジオ』感想はこちら
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以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 
 
 
 
 

●ドリフターズ (平野耕太 先生)

 

 迫る、決戦!

 マモン間原にて、黒王軍を待ち受けるオルテ軍。
 そこでは防護柵を作り、堀を掘って、準備を整えていますが、
 その様子を眺めながら豊久は、「長篠」を重ねているのが面白い。

 「長篠の戦い(設楽ヶ原の戦いとも)」と呼ばれた戦は、織田信長と徳川家康の連合軍が
 武田軍を破った戦いであり、野戦築城がおこなわれたと言われていますね。

 ここでも、「野戦築城こそ戦場の粋」だと、信長さんが述べていて、
 自分たちは寄せ集めの雑軍であり、その寄せ集めがまともに戦うためには、
 野戦築城による支えが必要だと考えているようで。

 

 

 

 広大な戦場に築かれる防護の陣。

 迎え撃つ側であるオルテ軍としては、防護をしっかりおこなうことが肝要とばかりに、
 遠くにまでしっかりと、柵が設けられているあたり、徹底しています。

 それを見て、豊久が笑っていましたけども、その笑いに怪訝なものを感じた信長さん。
 確かに、豊久が何を思っているのか今ひとつ、つかみかねる気もしますが、
 やはり、死を覚悟した決戦場への昂りのようなものでしょうかね。

 豊久にとって、ここは死に場所にふさわしい戦場。
 関ヶ原に酷似した決戦の場ということで、特別な想いを抱いていそうです。

 そして信長さんは、黒王軍の特性を的確に把握しているようで、
 黒王の能力こそが軍を維持する核であるからこそ、黒王への依存度が高い、
 ゆえにそれが「個軍」であるという点には、納得でしたね。

 それこそが、豊久たちの狙い目となるでしょうから、どのように「個軍」を
 すり潰してゆくかに、注目です。

 

 

 

 サルサデカダンの戦い、始まる!

 ついに国境を越えた黒王軍。
 偵察に出ていたワイルドバンチからの連絡が入りますが、
 「とんでもねぇ数だ!!」と慌てている様子から、黒王軍の威圧感が察せられます。

 その頃、そのことを新聞で“眺めている”紫さん。
 彼は、命にも、戦にも、進化にも、死や生にも、意味などないとしても、
 そこに意味を見出したり、持たせることのできるのが人間だと、語っていたのが印象的。

 よく、生まれてきた意味は何か? という問いかけがありますが、
 そんなものは無いと、言い切る人も多いことでしょう。

 確かにその通りなのかもしれませんけども、そこに意味を作り出すことができる
 ということは、ある種の希望となりうるわけで、希望は活力へつながることになります。
 この戦いに付与される意味とは何なのか? 注視せざるを得ません。

 そして、いよいよ迫りくる黒王軍。
 まるで経のような音が鳴り響く中、遠くからしだいに数を増して現れるその威容。
 あまりに不気味で、おどろおどろしい表現に、圧倒されてしまいそうでした!

 ついに、決戦。
 いまだ〈漂流者〉は集結しきっておらず、なおかつ豊久自身が死に臨む心持ちという点で、
 不安を覚えてしまう状況ですが、果たして、どのような戦となるのか・・・
 緊張をはらみつつ、今後も楽しみです!

  

◆ ヤングキングアワーズ 感想
 


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