1巻作品3つ。
ほかにも2~3作品ありますが、まだ読んでいないので次回以降に・・・
『ネクログ』1巻 (熊倉隆敏 先生)
チャイナなキョンシー大活躍!?
「中華な近代都市」を舞台として、いわゆるキョンシーが登場する屍術・仙術物語?
道士・胡(フー)のもとに弟子入りすることになった青年・宋(ソン)。彼の狙いは、幼馴染みの薛姐(シユエねえちゃん)を蘇らせること・・・なのだけど、彼女は胡のキョンシーだったのです!?
『もっけ』の熊倉先生が、今度は道術系物語を描かれるとのことで期待せざるを得ない!「三国志」好きの私に道術系はピンポイントヒットなのです!!
物語は、様々な屍術的怪異が起きる中で、胡の命令で色々やらされる宋の姿と、薛姐の活躍(?)が描かれています。これが本格仙術物語となっていて非常に面白い!個人的・超期待作品です!!
『群緑の時雨』1巻 (柳沼行 先生)
武家の少年少女、誇りの行方。
江戸時代初期の地方にある士々国を舞台に、武家の少年少女が出会い、子供ながらに自らの道を探します。
中谷霖太郎は、不名誉なあだ名をつけられている武家の少年。ある日、家老の息女・差床伊都と剣道の試合をすることになったのだが・・・
と始まる作品は、霖太郎と親友・府介、伊都の3人を中心に、地方での生活をゆるやかに淡々とつむいでゆきます。
不名誉なあだ名をつけられている霖太郎が、それでも府介の言葉などに救われながら、やがて「誇り」を取り戻してゆく過程は、自信喪失しがちな人間にとっての拠り所となる心構えを感じられて、私などは穏やかな気持ちにさせられたりしました。
『修羅の門 第弐門』1巻 (川原正敏 先生)
陸奥九十九、帰還・・・!?
無敗をほこる格闘術「陸奥圓明流」の使い手・陸奥九十九の戦いを描いた作品の“第弐門”!
前作からおよそ2年、伝説となり姿を消していた陸奥が帰って来た!?
突如現れた謎のマスクマンが使う技が、陸奥のそれに似ていると話題になるのだが、陸奥を知る者たちは半信半疑。はたして、マスクマンは陸奥なのか?伝説が再び始まるのか!?
前作を知らずとも、それなりに読めるはずだと思いますが、前作を読んでおけば楽しさ倍増疑いなし・・・?
あまり多くを語るは無粋と感じる作品。ここで描かれる男たちの闘いに、静かに燃えるべし。