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五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ 今月のドリフ

2017年03月06日 | ◆[不定期] ヤングキング・アワーズ

ヤングキングアワーズ 2017年4月号より 

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以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 
 
 
 
 

●ドリフターズ (平野耕太 先生)

 

 光秀と信長。

 黒王軍に仇敵・惟任光秀の姿を見つけた信長さん。
 激高し、戦場に通る大声で、あらん限りの罵倒を投げつけましたが、
 それに対し光秀は、冷たく凍るような言葉を返すだけ・・・

 とはいえ、その内容は確実に信長の心臓をわしづかみにするもので、
 光秀が何を言ったのか察した信長さんが、いつもと違った様子になっていたのは、
 不吉なものを感じさせられましたね。

 怒りで熱くなるというわけではなく、その逆に、異常な冷たさをまとった沈黙。
 光秀曰く、諸将皆々恐れていたという信長の沈黙は、怒りを内に秘めた圧倒的な殺意
 であり、これまでの信長さんとは一味違う雰囲気でありました。

 

 

 

 黒王軍の全面攻勢!

 そんな状況での黒王軍による全面攻勢は、竜騎兵、オーク、ゴブリン、コボルトと、
 様々な魔物たちが押し寄せるもので、豊久やドワーフたちも本陣へ退くほどの迫力。

 とくに、竜騎兵の火吹きは厄介きわまりないもので、晴明さんもこれを何とかしないと
 「北壁」の二の舞になると懸念している様子。

 壕のおかげで、大きな被害は免れているものの、それもいつまでもつかという状況。
 にもかかわらず、信長さんは沈黙したまま動こうとしないのが、もどかしくあります。

 

 

 

 本陣へ戻った豊久と、口数少ない信長。

 意気揚々と引き揚げてきた豊久が、戦果について信長へ報告すると、
 信長さんの返答は「で あるか」の一言のみ。

 それから、その後の対策を簡潔に述べていますが、それを聞いた豊久は、
 信長の様子がおかしいことに気付き、とんでもない行動に出ていたのが痛快でした!

 というか、ドワーフさんとのコンビネーションが自然すぎて大笑いでしたよ!
 ドワーフさん、阿吽の呼吸で豊久のことをアシストしてるし(´▽`;)

 そして豊久、様子のおかしい信長を一喝。
 そこへ与一さんも笑いながら参戦して、「いつも通り」の空気が出てきていたのは
 面白かったし、見事な所でしたね~。

 場の空気がおかしいことに気付くや、すぐさま対応する豊久の勘の良さはさすが。
 信長さんがあのままだと、戦いの流れが澱んでしまう可能性が高そうでしたし、
 このあたり、歴戦の武士といった趣あります。

 

 

 

 陰から陽へ・・・

 くぐもった陰気を放っていた信長さんが豊久の一喝で、
 いつもの陽気へ引き戻されていたのは、爽やか。

 豊久の言葉を、虚を突かれたような表情で聞いた信長さんが、
 ちょっと無理した感じで、陽気に光秀ぶっ殺す宣言していたのは愉快でした。

 2人のやりとりを、わかる人、わからない人、わかろうとする人、慣れた人など、
 周囲の反応にも大笑゚(*゚´∀`゚)゚ これでこそ豊久軍といった空気ですね。

 そして、気を取り直した信長さんが、竜対策を考案。
 図面に記した竜による火吹きのデータを眺めつつ、こちらが窮地に陥ることも
 想定していますが、そのピンチを逆に好機とするとは、納得かつ驚きの策であります。

 

 

 

 頼光越えをめざして・・・

 信長さんによる対竜騎兵の策も出来上がり、動き出す豊久軍。
 与一が、晴明が、そのために力を発揮するようで、これは期待せざるを得ません。

 そして、照れ交じりで、豊久へ感謝の言葉を述べる信長さんが可愛かった(ぇ
 豊久さんもニヤリとしながら、「頼光越え」なんて言葉を発していたのが、これまた痛快!

 鬼の大将で、三大妖怪の1つに数えられる酒呑童子を倒したという源頼光。
 それだけの功績を上げた武士を越えるほどの戦いが、ここマモン間原で繰り広げられている
 と言わんばかりの豊久の心意気、晴れ晴れし過ぎて、たまりませんでしたよ。

 心機一転、ここから反撃開始!
 まずは厄介な竜退治となるようですが、はたしてどう戦況は動くのか?

 何より、控える<廃棄物>たちの存在が不気味過ぎます。
 一体どうなってゆくのか、予断を許さぬまま・・・ 今後も楽しみです!

  

◆ ヤングキングアワーズ 感想

 


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