ヤングキングアワーズ 2014年5月号より
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
●蒼き鋼のアルペジオ (Ark Performance 先生)
今回は、「an extra #2」ということで、番外編! (#1は、スペシャルブックの函館編)
天羽琴乃が、“生きていた”頃のお話になっていました。
群像(と僧)の幼なじみにして、万年2位の彼をしのぐトップ1。
ヤマトのメンタルモデル=コトノとの関連を疑うほど、よく似ている彼女ですが、
このエピソードで出てきた琴乃さんは、ごく普通の女の子といった雰囲気。
ただ、ノリはコトノそっくりな印象を受けるのですが、はたして・・・・・・?
天羽琴乃が見る夢。
何やら、巨大な戦艦の上に現れるという、妙な夢をよく見る琴乃さん。
読者的には、それがヤマトであろうことは察しがつくというもの。
高所から落下しても、ふんわり着地できる不思議な夢だと
琴乃さんは感じているようで、そこで独り言を楽しんで(?)います。
が、夢に落ちる前、彼女のベッドのそばにいたのは、アドミラリティコードですよね?
となると、やはり天羽琴乃は、“霧”と深い関連があると考えざるを得ません。
彼女は果たして人間なのか否か? 気になる所ですが・・・・・・
やたらと人間くさい天羽琴乃。
このあたりは、コトノさんも同様でしたし、まるで同一人物のようにも感じられます。
しかし意外だったのは、群像⇒琴乃よりも、琴乃⇒群像という意識の方が大きかったこと。
コミュニケーションをとろうとする琴乃さんに対して、群像くんはそっけない態度ばかり。
そうした様子が、幼なじみの少年を気にかける、世話焼き少女っぽくて可愛らしかった。
群像は「何でも1人でやろうとする」人間だと、琴乃さんは語っていました。
ゆえに相手にされず、やきもきする彼女の心情は、まさに普通の女の子でしたね。
それにしても、その感情の昂りが、まさか46㎝砲に火を噴かせるとは思わなんだ(´▽`;)
これは、琴乃とヤマトがリンクしていることを意味しているわけで、
琴乃=コトノの可能性が高まったと考えることもできる・・・でしょうか?
第4施設焼失事件、その時・・・
本作におけるミステリーゾーンの1つ。
この事故により、多くの人々が亡くなり、その中に琴乃も含まれていたとか。
その時の状況が、少しではありますが、今回描かれていました。
副管制室で、群像と共に対処しようと努める琴乃さん。
しかし、もはや手の施しようがない状態。 そこで群像が手動で隔壁を閉める作業へ・・・
といった感じでしたけど、琴乃さんは副管制室に残って、群像に指示を出すことになり、
そのため、最後まで逃げることができずに、お亡くなりになったというのが真相のようです。
ここで、取り残された琴乃を助けに行こうとする群像が、
今までのそっけない態度から一変して、冷静さを失うほどに取り乱していたのが印象的。
それを止める僧が、自身の顔を見せていたように思いますが、
これで群像が止まっていたのは、なぜなのでしょうね?
僧の顔に、何かしら過去の出来事による傷でもあるとか、そういった感じでしょうか。
最後は、ドラマCD「TORIO TRIANGLE」へとつながるシーンでのシメ。
次に「an extra #3」があるとしたら、この話になるのですかね?
天羽琴乃は何者なのか?
ヤマトのメンタルモデル・コトノは、自分が天羽琴乃ではないと語っていました。
しかし、今回の話を見るに、両者は同一、もしくはそれに近い存在だと考えられます。
以前、コミックス8巻感想でも書きましたけど、
天羽琴乃が人間かメンタルモデルかについては、双方可能性があると思われます。
1) 人間の琴乃がヤマトのコアと協定を結んだ可能性。
2) ヤマトのコアが赤ん坊なり子供の状態から、人間になりすましていた可能性。
そして今回、
3) 天羽琴乃は人間だったが、その意識データをヤマトのコアに移された可能性。
というのを、私は思いついたのですが、どうでしょうね。
つまり、人としての琴乃は亡くなったものの、意識はデータとして生き残っており、
それがヤマトのコアに移植されている・・・というものです。
夢の中へ落ちる琴乃の実体は、ベッドの上にありましたが、
間違いなくヤマトの艦上で活動していました。
ベッドの上にいたのは、人間の琴乃。
ヤマトの艦上にいたのは、琴乃の意識を移されたメンタルモデルとしてのコトノ。
なんて考えてみたのですが、考えすぎですかね。
まだ確定的に語ることはできないですし、
シンプルに琴乃=コトノというだけかもしれませんが、色々考えられるのは面白い所です。
それにしても、第4施設焼失事件は、トップシークレットに指定されるほどの事件。
現場では何かが起きていたはずで、それが天羽琴乃に関係する可能性もありますよね・・・
だとすると、やはり琴乃は、ただの人間ではない方がしっくりくるかも?
などなど、気になる事いっぱいの番外編でありました。
次回はこのつづき? それとも、元に戻って対コンゴウ艦隊戦、
もしくは第4施設焼失事件に迫るハルナ一行と、タカオの衝突だったりするのでしょうか。
いずれにせよ、今後も楽しみです!
今月のアド探~!
ようやくこのコーナーの本分=アドミラリティ・コードを探すという話題が出てきました。
うん、ぶっちゃけ、この本分忘れてました。
唯一の手がかりが、接触したマヤさんなのですが、彼女の話はあてにならない。
アメリカが揉み消してるだの、モノリスが囲む怪しい委員会だのには笑いましたが゜(*゜´∀`゜)゜
ここから、アドミラリティ・コードを探す方向へ行くのかな?
・・・なんて感じでしたけど、
何やら、少年画報社の公式通販サイトができたとかで、お知らせが載ってました。
これらのグッズをアカシで作ってたんですかねえ・・・ アカシさん、大変だな。