2016年6月号
表紙は、『エデンの東北』より、母子3人!
傘や雨ガッパが梅雨を感じさせますね~。
晴さんも、レインコートに身を包んでいます。
今月~来月あたり、かなり忙しくなりそうですので、
しばらくは、記事を短縮、まとめたカタチで書きたいと思います。
感想を書けていない他の作品も、色々と面白かったです。
今月の「ウワアアァァ!!で賞」は、『けんもほろろ』より、佐々木さん!
今回のテーマは、過去未来。
ということで、様々な過去と未来についての話が繰り広げられてますが、
佐々木さんは「昔の失敗思い出しちゃうのやめたい・・・」と言ってます。
「消えてしまいたくなるやつ」という表現が的確で、思い出してしまうと、
「ウワァァ!!」となってしまうアレですね、よくわかります(ぇ
そーゆーことを思い出すと、そのときの恥多き記憶にさいなまれて、
居心地の悪い状態になるのだけど、行き場がないので逃げられないというね。
佐々木さんを励まそうとした小清水さんまで、ドツボにハマってましたし(^^;
【5月17日、コミックス4巻・発売!】
●たばたちゃん派 (みずしな孝之 先生)
ミヤビと遊んだり、けん玉したりするたばたちゃん。
暖かくなってきて、ポカポカ日和。
そこでミヤビがご機嫌らしく、なでさせてくれるというので、喜ぶたばたちゃん。
でしたが、あっという間に至福の時間は終わりを告げ、何かを悟っていたのは愉快!
また、ミヤビがティッシュを箱から引き抜いて遊んでいたのを、
たばたちゃんが注意したまではよかったものの、落ちているティッシュを拾う際、
2枚に分かれるティッシュに驚いていた所、母上に見つかって【ごかいです】とは、笑!
そして、けん玉。
うまく乗せられたので、母上に見てもらおうとするたばたちゃん。
でも、転んでしまい・・・ と思ったら、【きせき】が起きていたのは可笑しかった!
さらに、むいちゃんの前で、けん玉を披露しようとしても、うまくいかなかったり、
ミヤビの前で成功させても、その成果を無駄にされたり、色々と面白かったですね(^^;
などなど、たばたちゃんの何ともない日常が、楽しく描かれる本作品。
コミックス4巻が、5月17日発売とのことで、今後も楽しみです!
【ゲスト作品】
●図書室カイダン (淡屋ふき 先生)
図書室には、不思議がいっぱい・・・?
放課後の図書室、その奥から悲鳴が!
駆けつけてみると、そこには倒れた先生が・・・
しかし、委員長の実羽さんは、サスペンスドラマみたいだと喜んで、
つきみさんは「殺すつもりはなかった」なんて言い出すし、
倒れた先生まで死体役をこなしていたり、小芝居しているのが面白い(^^;
唯一、那由さんだけがマトモというか、翻弄される役回りという、
そうした図書委員の様子が、面白おかしい4コマ作品になっています。
さらに、実羽さんとつきみさんは、怖いモノ好きで、ホラーチックな方向性で
創作したり、飾り付けしたり、怖い本を取り寄せたりするため、
那由さんが割を食うというから、お気の毒。
かと思っていたら、本当にホラーな出来事が起きたりと、
不思議な図書室風景が、楽しい(?)内容になっていましたね~。
つづきに期待です!
【その他】
●エデンの東北 (深谷かほる 先生)
おかーさんが家出!?
その理由は、おとーさんが給料袋を落としてしまったため。
ただでさえ苦しい経済事情というのに、これではたまりませんものね(^^;
そこで、山菜を取りに出かけるおとーさんとおねーちゃん。
おかーさんの好きな物を取って、機嫌を直してもらおうという考えのようで、
そんな様子が、焦りもなく、のどかで楽しい雰囲気でしたね。
まあ、おかーさんは戻って来たものの、料理するのはおかーさんなので、
山菜のあれこれもよくわかっていない父と娘に比べると、やはりさすがだなと
感じてしまうお話でありました。 おとーさんが愛妻家なのは間違いないですけどね。
●だから美代子です (むんこ 先生)
花丸食堂に取材!
ということで、派手に出迎えようとする美代子さんたちだったものの、
「いつも通りに」と頼まれて、いつも通りにしていたら「地味ですね」と
言われていたのは理不尽すぎますわ(´▽`;)
そんな取材風景が楽しかった一方、美代子さんの留守中にやって来た伯父さん。
彼は「謝りたくて」と言ってましたけど、それは美代子さんが“許して”くれると
わかっての行動であり、そのことをお義母様が看破していたのは、さすがでした。
そして、お義母様が伯父さんに告げた言葉は、冷たいようで適切なもの。
それが最適であることは、何となくわかりますよね。
しみじみしつつも、食堂での楽しさが、現在の幸せを感じさせてくれました。
●きらきらビームプロダクション (板倉梓 先生)
アイドルをやめるという選択肢・・・
「からぁ~ず☆」と対バンでライブをするグループ「エレ来テル」。
そのリーダー・こま子さんが楽屋で、アイドル辞めようと考えているようですが、
あかねさん、好敵手の彼女が辞めるというので、かけた言葉が「お疲れさま」なのは笑!
こま子さんはアイドルでいる自分に違和感を持っているらしく、このあたり、
虚像・実像のギャップに、アイドル自身が悩むテーマを感じて、興味深かったりでした。
でも、そこを叱咤してゆくあかねさんやきなこさんは、たくましさを感じさせますね。
やる気があれば売れるわけでもない世界。
かと言って、やる気のない人間がやっていけるほど甘くもない・・・
そんな話にしみじみでしたけど、こま子さんが選んだ本当の自分の道には、大笑いでした!
●ばつ×いち (おーはしるい 先生)
るりるり先生に頼まれて、小説に出てきた飲み物を再現することに・・・
由依さんは全く小説を読んでいないのでダメですが、マスターは良い読者のようで(^^;
常連さんの作品とはいえ、少女向け小説を読み込む大人の男性って・・・
なんてこと、私は言えない立場なので、心苦しひ(ぇ
しかし、由依さんは19歳のギリギリ少女なのに、「恋愛モノ」を読めないとか。
まあ、ジャンルなんて合う合わないありますからね、由依さんは時代・歴史小説好きですし。
でも、恋愛系だって良い作品はありますし、無下にするのもどうかな~とは感じます。
そして恒例、るりるり先生のメルヘン・フィルター!
マスターを威圧する由依さんを眺めて、キラキラしていたのは笑!
出来上がった作品も、見事な脳内変換されていて、もう大笑いでしたよ!!
●神域聖地霊場ウォーカー (カラスヤサトシ 先生)
信州の山の中に、鯨を祠った塚があるとか・・・
だいたい鯨塚は海辺の方にあるらしいのですが、それがなぜ山中にあるのか?
なんて点に、興味を引かれる内容になっていましたね。
長野県佐久市、諏訪神社の本社に鯨の宮もしくは魚の宮とよばれるものがある
という話でしたが、それらしきものを見つけられないカラスヤ先生。
これは一体どーゆーことなのか・・・と、気になって仕方ありませんでした。
そこで、探し回るカラスヤ先生だったものの、手がかりが少なすぎて、
いくつか置かれている石の祠とも、照らし合わせようがないという難しさ。
そこから逸話をきっかけに、あれこれ考える様子が面白かったですね~。
これぞ、まさに“伝説”といった趣で、興味深い話でしたよ。