五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがライフオリジナル 感想

2018年06月01日 | ◆4コマ誌③ まんがライフオリジナル

2018年6月号

 

 表紙は、デカ盛りパフェを堪能するちぃちゃん!
 パフェの豪華さもさすがですが、三葉さんがビール持っているのは場違いで笑!
 他、ゲスト作品や、コミックス発売作品なども。

 

 

 今月の「オタ友ほしいで賞」は、『ふくよかさん』より、雀さん!

 

 今回、2本立てで、2本目が「雀さんの休日」と題したお話。

 福岡さんから休日のことを聞かれて、ショッピングだの映画だのと答える雀さん。
 ですが、じつはオタク趣味な映画を観に行っていたようで・・・

 といった感じに、雀さんがオタク趣味をもっていることが判明していましたけど、
 外見が可愛らしく華やかな雀さんは、学生時代、オタク女子グループに避けられ、
 派手グループに誘われるような生活だったらしく、趣味の合う友人がいなかったとか。

 華やかグループの中で「コミケ行きたい」と考えている雀さんが可笑しいものの、
 こういた状況は、本人には厳しいものがありますよね。

 私も、べつに派手グループに入っていたわけではありませんが、
 オタク趣味をもつ友人は少なくて、ちょっぴり雀さんに共感できてしまうのでした。

 でも、福岡さんとの百合妄想がよぎってしまう雀さんの今後には期待したいですね(ぇ
 まあ、福岡さんの包容力なら、雀さんの悩みも受け止めてくれそうですけど。

 

 

【コミックス1巻、発売中!】

●みっちゃんとアルバート (森長あやみ 先生)

  

 クマ型宇宙人と女子大生の同居コメディ4コマ!

 女子大生の花室みつこさんは、宇宙人アルバートに連れさられたりしたものの、
 色々あって同居することに・・・ そんな生活を描いた4コマ作品です。

 今回は、降り続く雨がやむようにと、てるてる坊主の格好をしたアルバート。
 すると雨がやんだまではよかったのに、それが異常干ばつにつながってしまい・・・

 といったお話で、水不足を恐れたアルバートが水蒸気から水を作る装置を作ったり、
 お米が育たないと聞いてショックを受けたりする様子が、愉快でありました。
 水蒸気から水を作る装置って、微々たるものですからね(^^;

 そして、天候ロボを使うことを考えるも、壊れていて残念・・・と思いきや、
 ロボを祭壇に祀り、雨ごいを始めていたのは、さすがに可笑しかった!

 しかし、てるてる坊主といい、雨ごいといい、バカにならないものだと学べました(ぇ
 まあ、アルバートが絡むと、過ぎたるは及ばざるがごとしになってしまいましたが。

 などなど、梅雨に雨が降らないお話でしたけど、これはアルバートが原因なのか、
 はたまた偶然か・・・ アキさんにみっちゃんまで謝罪していたのに大笑いしつつ、
 今後も楽しみです!

 

 

【コミックス5巻、発売中!】

●よっけ家族 (宇仁田ゆみ 先生)

  

 地元には、良さもあれば悪さもあって・・・

 ユキホちゃんを連れて、買い物に行くカズホさん。
 スーパーで地元の方々と話をしていますけど、「どこどこの娘さん」といった風に
 覚えられていたりするのは、ありがちですね。

 しかし、それゆえに気安いというか、ユキホちゃんが3歳だと聞くや、
 「そろそろ2人目やなあ」と言い出す人もいて、そこから「あと2人は~」みたいに
 圧をかけられるような雰囲気になっているのも、ありがちといえば、ありがち。

 家へ帰ってから、咲さんにそのことを話すカズホさん。
 昔は「早よお嫁に~」と言われ、今は子供を何人みたいに言われる環境が、
 「無理って思うときもけっこうあるな…」となるのも、やむなしですかね。

 この時の表情が真に迫っている所に、小さなことと思われがちだけど、
 精神的には無視できないものがあるのだな~、なんて感じさせられます。

 「悪気ないから余計にアレ」と述べる咲さんの言葉も、その通りなのでしょうねえ。
 まあ、カズホさんも「エエとこもいっぱいある」とおっしゃっていて、
 地元も良し悪し色々、ということかな。

 などなど、地元でモヤッとカズホさんでしたが、咲さんの“対処法”には笑!
 「おっちゃんおばちゃんの価値観はそう変わらへん」という言葉からは諦観と同時に、
 配慮も感じられてよかったですね・・・ なんて考えつつ、今後も楽しみです!

 

 

【ゲスト作品】

●底辺勇者だけど最強パーティのモテ主人公やってます。
 まおゆり編 (アオダ 先生)

  

 タイトル通り(?)な作品の番外編。

 まんがライフ女子部にて連載中!
 身体が丈夫な勇者くんの仲間は、冥王・大聖騎士・巨人殺しの大戦士・神拳使いと、
 最強メンバーそろっていて、勇者が一番レベル低い! そんな道中が面白い作品。

 ですが、メンバー全員が男なので、モテ主人公=ハーレムだけど、BL模様(^^;
 そのうえ魔王は女性なので、BLによくある片想い女子のポジションになりそうという、
 何が何だかなお話になっています。

 今回は、番外編で魔王サイドのお話ですが、こちらはこちらで女だらけの百合模様!
 キリッとした秘書さんも、魔王様の胸を揉もうとするし、博士とメイドはイチャつくし、
 でも魔王様は勇者に想いを寄せているしで、ハチャメチャな関係性が愉快です。

 秘書さんの魔王様ラブな様子も楽しいですし、こちらの番外編もよさげですね。
 なんて感じつつ、いろいろ攻めてる本編の方も、ますます注目です!

 

 

【最終回!】

●猫喫茶いぬい (みずしな孝之 先生)

  

 7月9日にコミックス発売予定! ・・・ですが、最終回!!

 最後は、何やら見覚えのある母娘の姿が・・・?
 あれから数年後の猫喫茶に、たばたちゃんと母上がやって来ています。
 たばたちゃんは、みずしな先生の前作における主人公ですね。

 そして、母上が「ママにとって大切なお店」と言っているのが気になります。
 なぜ母上にとって大切なのか? そこに衝撃の真実が隠されていたのは驚きでした。

 閉店のピンチを迎えていた「猫喫茶いぬい」でしたけど、
 そこに現れたのが、桜子先生と明日香さん・・・って、サボテンキャンパスの?
 そいえば、誉田マネージャーもそうでしたっけ?

 何はともあれ、明日香さんの宣伝で盛り返したり、誉田マネの失敗で散々だったり、
 色々あったようですけども、サボキャンの登場人物たちのあこれれが出てきたのは
 面白かったですね~。

 そして何だかんだで、店をやめる決意をした乾さん。
 この際、姓が変わったことを告げていますけど、この姓って確か、たばたちゃんと同じ。
 つまり、そーゆーことなのかと・・・

 また、店から顔を出した八木橋さんが、たばた母のことを呼んだ名前に驚き!
 この全てがつながる瞬間の衝撃には、してやられた感がありましたよ。

 ラストは、見事な大団円。
 まさか、たばたちゃんとのつながりまで存在していたとは・・・
 現在の「猫喫茶いぬい」の風景に、とてつもないなごみを感じる事ができました。

 などなど、驚きの事実が明かされての最終回。
 まるで、みずしな孝之先生の集大成のような終わり方が、とても感慨深いものでした。
 なんて感じながら・・・楽しませていただきましたー!

 

 

【その他】 

●リコーダーとランドセル (東屋めめ 先生)

 あつし君を警戒するヒナちゃんの父上・・・
 ということで、デート(遊び)に行くにもついて来ると言い出して、
 むしろ、車で遠くに行けるからと、あつし君に喜ばれていたのは愉快でした。
 また、「おとうさん」呼びを嫌がって、名前で呼ばれていたのには大笑!
 そして、あつし君に対抗心を燃やしつつ、一緒に遊ぶ父上が面白かったですけども、
 あつし君がヒナちゃんを喜ばせる姿を見て、少し理解を深める父上は微笑ましかった。

 

●クレオパトラな日々 (柳原満月 先生) 

 マグスくんが、セッ…に興味津々!?
 ローマからキプロス島が返還されたのは、クレオパトラさんが毎日のように
 「セッタイ」をしていたためと知り、それがオトナのコミュニケーションと聞いて、
 ショックを受けてしまうマグスくん・・・完全にセッタイの意味を間違えてますね!
 まだまだ男の子な彼は、弟はお姉ちゃんとセッタイ(誤解)したいものと言い出して笑!
 そして、ついにクレオパトラお姉ちゃんとセッタイを…!? オトナの世界でしたね(ぇ

 

●そのアパート、座敷童子付き物件につき… (小夏ゆーた 先生)

 アパート近くに、不審者出現!?
 竜太郎くんが防犯グッズを用意するも、陽さんはそれ以上の装備を所有していて笑!
 けれど沙和さんが、その不審者を発見すると、「君彦」という名前だと知っているようで、

 何やら気になる内容になっていましたが、幼き少年の頃、出会った少女に会いに来る、
 そんな話にしみじみするものがありました・・・察した大家さんの返答が粋でしたね。
 しかし、沙和さんの「元彼」と聞いて、取り乱す竜太郎くんが可笑しかった!

 

●先生ロックオン!2nd (神堂あらし 先生) 

 今回、少し遠出でショッピング・・・でしたが?
 知り合いに会わぬように配慮したわけで、腕組んじゃったりしてますけど、
 そこに前田兄妹が現れて、もはや言い逃れ不可能状態になってしまい・・・
 という展開に、ついに来たかとハラハラでしたけど、本当に言い逃れできず、
 全てを知られてしまった所、さゆみさんがショックを受けて泣き出したのは可愛い。
 そんなにお姉ちゃんが欲しかったんですね・・・でも、兄の方は一筋縄でいかなそう?

 

●ぼのちゃん (いがらしみきお 先生)

 コミックス5巻は、7月発売! そんな今回、エピソード完結回。
 クズリさんを捜しに行く途中、ぼのが出会った赤いラッコさんは何者なのか?
 と気になる内容でしたけど、ぼのと赤ラッコさんが一緒にいるだけでも、
 しみじみするものが感じられたのは、読んでいる側にはわかっていることですからね。
 そして、父を助けるべくアライグマさんたちが駆け付けてくれたのは頼もしかった。
 それから、見守ってくれた赤ラッコさんが述べた言葉に、あたたかみを感じます。

 


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