2018年3月号
表紙は、あったまる一皿を差し出すちぃちゃん!
まだまだ寒さを感じる季節、これでじっくり温まるかも。
他、新連載作品、ゲスト作品やコミックス発売作品も!
今月の「危険なコラボで賞」は、『ねこようかい』!
コミックス発売記念ということで、コラボ企画。
1つは『ねこようかい』と『ぼのぼの』、そしてもう一方が『さかな&ねこ』。
前者はともかく、後者の組み合わせが危険極まりないもので、面白かった!
いや、もう「ねこ」と「さかな」ですからね、オチは読めるという(^^;
ただ、ねこようかいの方に特殊性があって、それが2つの4コマ漫画を使った
見事なネタとなっていたのには、うならされましたね~。
「ねこ」のご満悦な表情が可愛らしかったですけど、
相変わらず「さかな」はフビンで・・・
【コミックス8巻、発売中!】
●セトギワ花ヨメ (胡桃ちの 先生)
40歳3人組のドレス作り、つづき・・・
3人それぞれ、オーダーが細かかったり、抽象的だったり、無謀だったりと、
「年を重ねた分だけ、夢や理想も凝縮されて」むずかしい内容になっていて、
さすがのヒスイさんも頭抱え中。
しかし、そこはプロフェッショナル。
やるだけやってみますかと取り組み始め、ひらめきを得つつ、アイデア出し。
おかげで形になってゆきますが、ちょっとした不安もあるのだとか・・・
それは、実際着てみた時、「思ってたのと違う」と思われてしまう可能性。
理想とのギャップ問題ですね。
そこで、ヘキくんの提案により、3人一緒に来てもらうことで
相互ほめ殺し状態にして、ギャップを気にしないよう仕向けていたのは愉快。
それしても、「パンチDEデート」って何ですか?
おかげで、三者三様のドレス姿が好評で、40歳のウェディングドレス姿が麗しく
感じられたのはよかったですね。
結婚をあきらめたはずの3人が、記念撮影のために仕上げたはずのドレス。
実は本番で使われることを、互いにヒミツにしていたのが無駄になっていたのは
微笑ましい所でしたが(^^;
などなど、40歳の夢が形になって一件落着。
たとえ年齢がどうであろうと、そこに祝福がありますように・・・
なんて願いつつ、今後も楽しみです!
【コミックス発売中!】
●ねこようかい (ぱんだまにあ 先生)
コミックス発売記念のスペシャル3本立て!
「ろくろくび」なねこも、「てんじょうさがり」なねこも、人との生活に
溶け込む姿が愛らしく、ちょっと変わった感じが面白味(^^;
【かっぱのおていれ】は、つめきり、ブラッシング、歯みがきと大変そうですが、
やはり本命は頭のお皿の水分を保つことでしょうか。
【あずきあらい】は、最高級小豆への食いつきの違いが愉快でしたけど、
それと同時に、アップになって見上げる表情がツボでありました。
【ざしきわらし】がいる旅館の部屋を訪れたお客ですが、そこで出会ったのは
普通のねこ・・・と思いきや? ではありましたけど、本当に普通のねこにしか
見えない所が面白かったですね。
他にも、春一番と「ろくろくび」「えんらえんら」「いったんもめん」「ぬりかべ」
の姿が、それぞれ興味深かったり、「ねこまた」がもはや人間同様だったりと、
今回も様々なようかい模様が楽しかった!
【連載スタート!】
●仮免サンタのサンディさん (器械 先生)
サンタが仮免!?
ゲストを経ての連載スタート!
まだまだ寒いからと、3月なのにやって来た仮免サンタのサンディさん。
経験を積むべく、メガネ少女・しのぶさん相手にプレゼントを渡したり・・・
そんなサンタ修行(?)が、サンディさんのグイグイ来る性格と、
彼女に圧倒されるしのぶさんの振り回されっぷりで、面白おかしく描かれるお話です。
今回も、妙なプレゼントをもらって、戸惑うばかりのしのぶさん。
むしろ被害を受けているようにも見えるのに、それでもサンディさんに付き合うのは
気遣い屋なしのぶさんの性格ゆえか、はたまた“友達”としての友情ゆえか・・・
常識の通じないうえに、破天荒な行動で、攻めてくるサンディさん。
そのノリを苦手に思いながらも、なすがままのしのぶさん。
トナカイのバッフィーが試験官らしいですが、サンディさんがサンタ合格できるのかは
もちろんのこと、しのぶさんとの関係がどうなってゆくのかにも注目しつつ・・・
連載スタート、今後も楽しみです!
【ゲスト作品】
●おかえりきとら (ビーノ 先生)
逃したインコが帰ってきたら、小さな女の子になってた!?
【主な登場人物】
・雨宮誠司 : 逃がしたインコ・きとらの飼い主。 28歳のwebディレクター。
・きとら : インコが女の子に・・・? 奔放で愛らしい。
インコの「きとら」を逃がしてしまった誠司くん、探しまくるも見つからないまま。
そんなある日、空から小さな女の子が降ってきて、「きとら」と名乗りますが・・・
と始まるお話。
かつて、きとらを入れていたカゴを「おうちだー」と喜ぶきとら。
その中での行動も、インコだった頃のきとらそのもので、誠司くんも大喜び。
そんな風に、小さな女の子になってしまったインコと暮らすことになった誠司くん。
インコの時のまま奔放にすごすきとらに振り回されながらも、それすら楽しそうに
世話をする様子が、可笑しくも微笑ましかったり。
そして何より、きとらの愛らしさが抜群で、そりゃ誠司くんも会社を休もうと
魔がさしたりするわけですよ(ぇ
などなど、小さな女の子=インコとの共同生活は前途多難?
この可愛さには注目すべし! ということで、ぜひとも続きに期待です!
●雪山のオン・アルジ様 (カラスヤサトシ 先生)
カラスヤサトシ先生の読み切りショート!
『#庭バカ』との同時掲載でありますが、趣はまるで異なる不思議な雰囲気のお話。
姉妹が歩いていると、雪が降り始めますが・・・
姉上が「山からオン・アルジ様が降りてきそうなて・・・」なんて話していると、
妹さんにだけ見える、頭から手足が生えたような何者かが現れています。
それこそが、オン・アルジ様。
「雪の日に生まれ、雪の日に死んだという、海の向こうの遠い異国の神様」とのことで、
確かに見覚えのあるお顔をされていますね(^^;
ただ、妹さんにしか見えず、かつ異形の姿が不気味ですらある所に、何かしら畏敬を
覚えてしまう空気を漂わせているのは、神様ゆえでしょうか。
かつて、生活苦から神への信仰を捨てた家族。
そこから、山が栄えるようになったのは皮肉にも思えますが、何かしら畏敬の念すら
湧き上がるような不思議な心情にも、慣れた気がします。
不安を抱える姉上に、安心させるような言葉をかける妹さん。
オン・アルジ様の姿が見える彼女には、別の景色でも見えているのか、
落ち着きのあるその態度に安心感があったのも、好感触でしたね。
などなど、謎のオン・アルジ様の存在が、不可解ながらも不思議な魅力となっている、
そんな作品でありました。 何と言えばいいのか・・・ともかくも、面白かった。
【その他】
●ちぃちゃんのおしながき (大井昌和 先生)
今回は、春の訪れ、食事も春めいてきています。
おかげで三葉さんがふくよかになっていて、カロリー高めの食事も何のその。
美味しそうなのは良いものの、貫禄つきすぎているのは可笑しかった(^^;
その姿を見て、ホステス勢がヘルシー料理を注文していたのは笑!
そこで出てきた狸豆腐は食べてみたいヘルシーさでしたけど、ホステスさんたちは
最後にはっちゃけ料理を食べられて、ハッピーENDでしたね。 三葉さんはダメ!
●リコーダーとランドセル (東屋めめ 先生)
コミックス13巻は、4月7日発売! そんな今回、家族でスキー。
あつみさんと一緒に滑るあつし君、初心者コースにいても保護者と思われて一安心?
ソリで遊ぶ際は、姉として付き合っていたのに、何度も滑るうちに楽しさに目覚めた
あつみさんの様子が微笑ましかったり、何だかんだで2人で遊ぶのが良いですね。
しかし、ご両親は体がついていかなくなっているようで、そのあたりは大人あるある(^^;
●クレオパトラな日々 (柳原満月 先生)
カエサルのもとへ来たクレオパトラですが・・・
ローマ最大の権力者の前で、パンツ丸出しになっていたのは笑!
そのことを「色仕掛けか!?」と怪しむカエサルも愉快でしたが、その後の会話で
クレオパオラが「火遊び」を望んでいると勘違いしていたのは、さすが女好き(^^;
このあたり、歴史通りの性格で面白かったりでしたけど、2人の会話がそれぞれ
思惑とズレていて、誤解を招いてたのは心配でした。 まあ、史実通りなのですが!
●そのアパート、座敷童子付き物件につき… (小夏ゆーた 先生)
バレンタインデー! ということで、竜太郎くんがチョコをもらえるか?
そんなことが気になりますが、会社では後輩・若林くんがバレンタインを呪っていて笑!
そして、誰からももらえないまま帰宅する竜太郎くんだったものの、そこで大逆転!?
陽さんが待っていて、喜んだのも束の間、沙和さんとおもちへのチョコだと知って涙。
と思いきや、きちんと竜太郎くんの分も用意していて、勝利を得ていたのはよかった。
会社では、若林くんに疎まれてしまいましたが、これは正直、羨ましいですよね~。
●先生ロックオン!2nd (神堂あらし 先生)
4人で遊園地のつづき~!
はぐれてしまって、別行動となった一樹くんと京子さんは、それぞれ別の男女とペアに。
さゆみさんと2人になった一樹くん、京子さんを心配するも、さゆみさんは京子さんが
いずれ「義姉」になるから大丈夫と思っていて笑! 妹的にそれでいいのね(´▽`;)
一方、京子さんは前田くんと一緒に、色々と回っていますが、観覧車の中で突然、
シリアスに迫られてドッキドキ!? いつもほんわか前田くんが、人が変わったように
なっていたのは驚きでしたね。 でも、一樹くんが京子さんを心配する姿勢は好感触。