五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイムオリジナル 感想①

2015年10月28日 | ◆4コマ誌⑧ まんがタイムオリジナル

2015年12月号

 

 表紙は、ハロウィン山下さん!
 吸血鬼コスプレでしょうか、「血を吸う」という点ではお似合いかも(^^;
 他、やはり吸血鬼っ子ならいかさんや、魔女っ子な小森さんなども!
 
 

 今月の「疑似家族で賞?」は、『らいか・デイズ』

 

 塾帰りの竹田くんが、公園で焼き芋を食べていた所・・・

 見知らぬ少年が寄って来て、お芋を分けてもらいつつ、竹田くんに懐いている様子。
 そこへ、らいかさんもやって来て・・・ といった展開でしたけど、
 この3人、何となく親子といった趣で、“家族”しちゃっている内容が面白かった!

 少年に振り回されつつも、何だかんだと面倒をみるらいかさん&竹田くんが、
 将来の予行演習とでもいうかのように、息の合った“夫婦”っぷり。

 そうした光景が微笑ましいな~・・・なんて思っていたら、
 驚きの展開が待っていて、ちょっと不思議な話になっていたのは、素敵でしたね~。

 それにしても、小説を書くネタにしようとした竹田くんが、己の妄想に照れていて可愛らしい。
 そして、漆野先生はさすがでした(´▽`;)

 

 

【11月7日、コミックス2巻・発売!】
●秘書の仕事じゃありません (東屋めめ 先生)

  

 はかせさんの助手をすることになった中田さん・・・

 ですが、その間、社長の相手はどうするのかと思ったら、
 はかせさんが作った「万年社長椅子」のおかげで、お世話は安心!?
 拘束具がついているので、万全でしたね(^^;

 
 ということで、さっそく中田さん、博士を手伝うことになりますが、
 「デリバリー秘書」と言われて、過剰反応したものの、
 はかせさんは天然なので、「いかがわしい響き」がわかっていなくて笑!

 しかし、手伝うといっても、だいたいは自動化されているため、
 人がやることなどほとんどない・・・と思ったら、新製品の稼働実験が!

 「衝撃実験」だの「耐久実験」だの、人でやろうとするあたり、
 天然が行き過ぎてて、可笑しすぎます。
 とはいえ、唯一、美肌マッサージ器のみは、中田さんもお気に入り(´▽`;)

 
 また、移動手段に1人乗りヘリを用意してますが、
 中田さんの装いでは、見上げられると“危険”というのは、どうしようもないですね~。

 次いで用意したキャンピングカーは、快適だったものの、
 中田さん、大事なことを忘れていて、無意味になっていたのは愉快でありました!

 などなど、博士の助手となった中田さんの奮闘記。
 結局、社長さんに振り回されるのと、あまり変わらない日常な気も・・・
 なんて感じつつ、コミックス2巻が11月7日発売とのことで、今後も楽しみです!
 
 
 
 

【今月のピックアップ!】
●迷想乙女の文学会議 (吉村琉香 先生)

  

 今回のテーマは、「枕草子」の清少納言!

 仕事でドジしてしまう倉野さん。
 てきぱき仕事する松島さんを見ながら、かっこいいと思いつつ、
 自分もいつか・・・なんて考えている様子。

 そんなことを松島さんに相談する倉野さんでしたが、
 ここで話は「新人OLが経験を積んで成長していく話」として、『枕草子』へ。

 
 清少納言が「できる人」という印象をもった松島さん。
 たしかに才女で、機転がきき、センスもあって、などなど納得でありますが、
 実は、仕え始めは、周囲になじめず悩んでいた一面も・・・

 そんな様子が、現代劇風に再現されていましたけど、
 定子様が、先輩OLという立場なのは、なんだか妙におかしくも、親しみありましたね。

 人前に出るのも恥ずかしがっていた清少納言が、やがて堂々とした才女っぷりを発揮する。
 なんて話に、希望を抱く倉野さんでしたが、紫式部という“敵”も同時に生み出している以上、
 たやすい道でもないのかもしれませんねえ(^^;

 
 などなど、清少納言と己を重ねる倉野さん。
 松島さんも、かつては慣れない仕事に失敗していたこともあったと知って、
 驚いていたのは、気持ちはわかるけど、松島さんも人ですし(´▽`;)

 堂々と仕事がうまくいくようになると、敵ができるというのも、さもありなんですが、
 それでも動じないほど経験積んだ松島さんの頼もしさ、素敵・・・でしたね?(なぜ疑問形)
 なんて考えつつ、次はどのような文学作品が語られるのか、今後も楽しみです!

 

  

【新人ギャグまんが展】
・ (桜那えいか 先生)

 

 記憶力がよい少女のお話。

 めぐさんは、記憶力がよく、1度見聞きしたことは絶対に忘れないのだとか。
 その記憶力で、暗記ものの勉強は、常に満点!・・・ではあるものの、
 思考力を試される勉強は苦手というから、ちょっと残念(^^;

 そんな記憶力少女を中心とする4コマ作品ですが、
 記憶力がよいことで、プラスにもマイナスにもなってしまうあたりを、
 面白おかしく描いているのが、よかったですね~。

 怖い話を聞くと忘れられないとか、けっこう真面目に大変そうです。
 また、遥さんという「面倒な友達」が、めぐさんの記憶力を試そうと、
 様々なアプローチをしてくる所も面白味になっていました。

 記憶力を軸にしたキャラクターやネタが、かなり楽しい作品になっていますので、
 ぜひとも、つづきに期待です!
 
 

②へつづきます。