2015年12月号
表紙は、ハロウィン山下さん!
吸血鬼コスプレでしょうか、「血を吸う」という点ではお似合いかも(^^;
他、やはり吸血鬼っ子ならいかさんや、魔女っ子な小森さんなども!
今月の「疑似家族で賞?」は、『らいか・デイズ』!
塾帰りの竹田くんが、公園で焼き芋を食べていた所・・・
見知らぬ少年が寄って来て、お芋を分けてもらいつつ、竹田くんに懐いている様子。
そこへ、らいかさんもやって来て・・・ といった展開でしたけど、
この3人、何となく親子といった趣で、“家族”しちゃっている内容が面白かった!
少年に振り回されつつも、何だかんだと面倒をみるらいかさん&竹田くんが、
将来の予行演習とでもいうかのように、息の合った“夫婦”っぷり。
そうした光景が微笑ましいな~・・・なんて思っていたら、
驚きの展開が待っていて、ちょっと不思議な話になっていたのは、素敵でしたね~。
それにしても、小説を書くネタにしようとした竹田くんが、己の妄想に照れていて可愛らしい。
そして、漆野先生はさすがでした(´▽`;)
【11月7日、コミックス2巻・発売!】
●秘書の仕事じゃありません (東屋めめ 先生)
はかせさんの助手をすることになった中田さん・・・
ですが、その間、社長の相手はどうするのかと思ったら、
はかせさんが作った「万年社長椅子」のおかげで、お世話は安心!?
拘束具がついているので、万全でしたね(^^;
ということで、さっそく中田さん、博士を手伝うことになりますが、
「デリバリー秘書」と言われて、過剰反応したものの、
はかせさんは天然なので、「いかがわしい響き」がわかっていなくて笑!
しかし、手伝うといっても、だいたいは自動化されているため、
人がやることなどほとんどない・・・と思ったら、新製品の稼働実験が!
「衝撃実験」だの「耐久実験」だの、人でやろうとするあたり、
天然が行き過ぎてて、可笑しすぎます。
とはいえ、唯一、美肌マッサージ器のみは、中田さんもお気に入り(´▽`;)
また、移動手段に1人乗りヘリを用意してますが、
中田さんの装いでは、見上げられると“危険”というのは、どうしようもないですね~。
次いで用意したキャンピングカーは、快適だったものの、
中田さん、大事なことを忘れていて、無意味になっていたのは愉快でありました!
などなど、博士の助手となった中田さんの奮闘記。
結局、社長さんに振り回されるのと、あまり変わらない日常な気も・・・
なんて感じつつ、コミックス2巻が11月7日発売とのことで、今後も楽しみです!
【今月のピックアップ!】
●迷想乙女の文学会議 (吉村琉香 先生)
今回のテーマは、「枕草子」の清少納言!
仕事でドジしてしまう倉野さん。
てきぱき仕事する松島さんを見ながら、かっこいいと思いつつ、
自分もいつか・・・なんて考えている様子。
そんなことを松島さんに相談する倉野さんでしたが、
ここで話は「新人OLが経験を積んで成長していく話」として、『枕草子』へ。
清少納言が「できる人」という印象をもった松島さん。
たしかに才女で、機転がきき、センスもあって、などなど納得でありますが、
実は、仕え始めは、周囲になじめず悩んでいた一面も・・・
そんな様子が、現代劇風に再現されていましたけど、
定子様が、先輩OLという立場なのは、なんだか妙におかしくも、親しみありましたね。
人前に出るのも恥ずかしがっていた清少納言が、やがて堂々とした才女っぷりを発揮する。
なんて話に、希望を抱く倉野さんでしたが、紫式部という“敵”も同時に生み出している以上、
たやすい道でもないのかもしれませんねえ(^^;
などなど、清少納言と己を重ねる倉野さん。
松島さんも、かつては慣れない仕事に失敗していたこともあったと知って、
驚いていたのは、気持ちはわかるけど、松島さんも人ですし(´▽`;)
堂々と仕事がうまくいくようになると、敵ができるというのも、さもありなんですが、
それでも動じないほど経験積んだ松島さんの頼もしさ、素敵・・・でしたね?(なぜ疑問形)
なんて考えつつ、次はどのような文学作品が語られるのか、今後も楽しみです!
【新人ギャグまんが展】
・ (桜那えいか 先生)
記憶力がよい少女のお話。
めぐさんは、記憶力がよく、1度見聞きしたことは絶対に忘れないのだとか。
その記憶力で、暗記ものの勉強は、常に満点!・・・ではあるものの、
思考力を試される勉強は苦手というから、ちょっと残念(^^;
そんな記憶力少女を中心とする4コマ作品ですが、
記憶力がよいことで、プラスにもマイナスにもなってしまうあたりを、
面白おかしく描いているのが、よかったですね~。
怖い話を聞くと忘れられないとか、けっこう真面目に大変そうです。
また、遥さんという「面倒な友達」が、めぐさんの記憶力を試そうと、
様々なアプローチをしてくる所も面白味になっていました。
記憶力を軸にしたキャラクターやネタが、かなり楽しい作品になっていますので、
ぜひとも、つづきに期待です!