ヤングキングアワーズ 2015年11月号より
劇場版『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Cadenza』公開中!
そんな今回も、TALI先生の4コマ漫画、絶好調であります。
「タカオ vs コンゴウ」ということで、強敵だ!
と思っていたら、コンゴウ様はやはり、ぼっちが似合うということで(^^;
そして『ソルティ・ロード』2巻は、10月6日発売とのことで、楽しみです!
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
●蒼き鋼のアルペジオ (Ark Performance 先生)
反撃開始!
コンゴウ艦隊との対決も、群像が加わって、ここからが本番。
群像が指示する作戦は、かつてハルナ&キリシマ戦のような状況を作り出すこと。
コンゴウ艦隊を、あの海を割ったときの状態にすることによって、
攻撃を回避できないようにしてしまう、という作戦のようですが・・・
「艦隊丸々1つをそんな状態に追い込むなんて、不可能だ!」
と、アシガラさんが群像のプランに対して、疑問を呈します。
確かに、コンゴウ艦隊すべてを、どうやってあの状況にもってゆくのか、
途方もない話にも思えます。
ここで群像が提示したのは、「イオナが見つけてくれた海域」。
ちょっとした伏線ぽかったですけど、ここで役立つわけですね。
そこには、大量のメタンハイドレートが存在していると、群像は述べます。
が、アシガラさんには、それがどのような意味を持つのかわからない。
ちなみに、読者である私にもわからない(^^;
ということで、群像さんの詳しい解説が出てくるわけですが、
これが、なかなか興味深く面白かった!
と言いますのも、群像の狙いは、スーパーキャビテーションの原理を応用すること。
この原理は、たとえば“白鯨”が航法に用いていたり、または魚雷にも使われているもので、
人類側にとって重要な技術になっています。
そんな技術も、“霧”にとってはさほど気に掛けるものでもないはずですが、
それを有効活用して、コンゴウ艦隊への切り札とするなんて話には、
痛快なものを感じずにはいられませんでしたね~。
行動開始!
ここで面白かったのは、クルーたちが群像のプランに、
何の疑問も抱いていなかったということでしょう。
プランを実行する方法、果たしてそれがうまくゆくのか、といった点に、
さしたる反論も行わず、受け入れるクルーたち。
その様子が、疑問を呈したり、不満げな態度のアシガラさんとの対比になっていて、
これまた爽快というか、小気味よい雰囲気でありました。
まだまだ予断を許さない状況であるにも関わらず、迷いなく進もうとするクルーからは、
群像に対する絶対的な信頼感が、にじみ出ています。
この戦いの後、どのような結果になっているかは、まだわかりませんが、
アシガラさんの群像に対する評価がどのように変化するのかは、気になる所ですね。
コンゴウ様の“船魂降ろし”も、最終段階へ・・・
これにより、イセを完全に呼び寄せることに成功したコンゴウ様。
盤石の布陣が固まったことになり、401にとっても厳しい状況に。
そして、イセを呼び終わったことで、旗艦装備も不要とばかりに、
本来の姿へと戻ってゆくコンゴウ様・・・ なのですが、
役目を終えた旗艦装備を、海へ捨てていたのには、ちょっと驚きました(^^;
まあ、海中から引きあげることができるかは、かなり難しいでしょうけども、
もし人類が引きあげることに成功したら、未知のオーバーテクノロジーが
手に入ることに・・・なんて、夢見ちゃうじゃないですかー!
ここからが本番!
コンゴウ艦隊の陣容も整い、コンゴウ自身も行動の自由を得て、
401を迎え撃つ態勢は万全なものに・・・
401の狙うは、敵旗艦コンゴウ!
はたして、群像のプラン通りに事を進められるのか?
さすがにすんなりゆくとは思えませんが、どうでしょうね。
・・・なんて気にしつつ、 今後も楽しみです!
今月のアド探~!
学院へ入学することになったハルナさん、ペットを連れてゆきたいとか・・・?
まあ、ペットといっても、キリシマさんなのですが(^^;
しかし、400からペット不可と聞かされて、ぬいぐるみならと話が進みますが、
ぬいぐるみ持って学校行く人間って、確かに不思議ちゃん扱いされますよねえ。
でも、ハルナさんにとっては、不思議ちゃん扱いも何のその!?
なんて感じに、400の常識人っぷりと、ハルナさんの不思議ちゃんっぷりが、
可笑しかった! というか、キリシマさんも、蒔絵さん大好きなんだね!
今月号の付録「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Voyage」
巻頭では、Tridentのお三方や、岸誠二監督などなど、様々な方への
インタビューや対談記事が掲載されております。
そして、艦船設定画や、マンガも載っていて、
かなりボリュームのあるお得な付録になっていますね~。
マンガは、高内優向先生の描く『霧くまs THE COMIC』、
TALI先生『タカオ、硫黄島へ』『ソルティ・ロード番外編』、
山村響さん『霧のハルナちゃん』など、いずれも楽しかったですよ~。
今井哲也先生のイラストもありました!