五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ 今月のアルペジオ

2015年10月05日 | ◆[不定期] ヤングキング・アワーズ

ヤングキングアワーズ 2015年11月号より

 
 劇場版『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Cadenza』公開中!
 そんな今回も、TALI先生の4コマ漫画、絶好調であります。

 「タカオ vs コンゴウ」ということで、強敵だ!
 と思っていたら、コンゴウ様はやはり、ぼっちが似合うということで(^^;
 そして『ソルティ・ロード』2巻は、10月6日発売とのことで、楽しみです!
 
 
 
 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 
 
 
 
 

●蒼き鋼のアルペジオ (Ark Performance 先生)

 

 反撃開始!

 コンゴウ艦隊との対決も、群像が加わって、ここからが本番。
 群像が指示する作戦は、かつてハルナ&キリシマ戦のような状況を作り出すこと。

 コンゴウ艦隊を、あの海を割ったときの状態にすることによって、
 攻撃を回避できないようにしてしまう、という作戦のようですが・・・

 

 

 

 「艦隊丸々1つをそんな状態に追い込むなんて、不可能だ!」

 と、アシガラさんが群像のプランに対して、疑問を呈します。
 確かに、コンゴウ艦隊すべてを、どうやってあの状況にもってゆくのか、
 途方もない話にも思えます。

 ここで群像が提示したのは、「イオナが見つけてくれた海域」。
 ちょっとした伏線ぽかったですけど、ここで役立つわけですね。

 そこには、大量のメタンハイドレートが存在していると、群像は述べます。
 が、アシガラさんには、それがどのような意味を持つのかわからない。
 ちなみに、読者である私にもわからない(^^;

 
 ということで、群像さんの詳しい解説が出てくるわけですが、
 これが、なかなか興味深く面白かった!

 と言いますのも、群像の狙いは、スーパーキャビテーションの原理を応用すること。
 この原理は、たとえば“白鯨”が航法に用いていたり、または魚雷にも使われているもので、
 人類側にとって重要な技術になっています。

 そんな技術も、“霧”にとってはさほど気に掛けるものでもないはずですが、
 それを有効活用して、コンゴウ艦隊への切り札とするなんて話には、
 痛快なものを感じずにはいられませんでしたね~。

 

 

 

 行動開始!

 ここで面白かったのは、クルーたちが群像のプランに、
 何の疑問も抱いていなかったということでしょう。

 プランを実行する方法、果たしてそれがうまくゆくのか、といった点に、
 さしたる反論も行わず、受け入れるクルーたち。

 その様子が、疑問を呈したり、不満げな態度のアシガラさんとの対比になっていて、
 これまた爽快というか、小気味よい雰囲気でありました。

 まだまだ予断を許さない状況であるにも関わらず、迷いなく進もうとするクルーからは、
 群像に対する絶対的な信頼感が、にじみ出ています。

 この戦いの後、どのような結果になっているかは、まだわかりませんが、
 アシガラさんの群像に対する評価がどのように変化するのかは、気になる所ですね。

 

 

 

 コンゴウ様の“船魂降ろし”も、最終段階へ・・・

 これにより、イセを完全に呼び寄せることに成功したコンゴウ様。
 盤石の布陣が固まったことになり、401にとっても厳しい状況に。

 そして、イセを呼び終わったことで、旗艦装備も不要とばかりに、
 本来の姿へと戻ってゆくコンゴウ様・・・ なのですが、
 役目を終えた旗艦装備を、海へ捨てていたのには、ちょっと驚きました(^^;

 まあ、海中から引きあげることができるかは、かなり難しいでしょうけども、
 もし人類が引きあげることに成功したら、未知のオーバーテクノロジーが
 手に入ることに・・・なんて、夢見ちゃうじゃないですかー!

 

 

 

 ここからが本番!

 コンゴウ艦隊の陣容も整い、コンゴウ自身も行動の自由を得て、
 401を迎え撃つ態勢は万全なものに・・・

 401の狙うは、敵旗艦コンゴウ!
 はたして、群像のプラン通りに事を進められるのか?
 さすがにすんなりゆくとは思えませんが、どうでしょうね。
 ・・・なんて気にしつつ、 今後も楽しみです!

 
 

 

 今月のアド探~!

 学院へ入学することになったハルナさん、ペットを連れてゆきたいとか・・・?
 まあ、ペットといっても、キリシマさんなのですが(^^;

 しかし、400からペット不可と聞かされて、ぬいぐるみならと話が進みますが、
 ぬいぐるみ持って学校行く人間って、確かに不思議ちゃん扱いされますよねえ。
 でも、ハルナさんにとっては、不思議ちゃん扱いも何のその!?

 なんて感じに、400の常識人っぷりと、ハルナさんの不思議ちゃんっぷりが、
 可笑しかった! というか、キリシマさんも、蒔絵さん大好きなんだね!

 

 

  

 今月号の付録「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Voyage」

 巻頭では、Tridentのお三方や、岸誠二監督などなど、様々な方への
 インタビューや対談記事が掲載されております。

 そして、艦船設定画や、マンガも載っていて、
 かなりボリュームのあるお得な付録になっていますね~。

 マンガは、高内優向先生の描く『霧くまs THE COMIC』
 TALI先生『タカオ、硫黄島へ』『ソルティ・ロード番外編』
 山村響さん『霧のハルナちゃん』など、いずれも楽しかったですよ~。
 今井哲也先生のイラストもありました!

 

◆ ヤングキングアワーズ 感想