五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがくらぶオリジナル 感想①

2013年01月25日 | ◆4コマ誌⑥ まんがくらぶオリジナル

2013年3月号

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 今月号より、発売日が19日から22日となりました「まんがくらぶオリジナル」。

 そのためなのか、表紙はオールスター勢ぞろい! 目次4コマのオニちゃんもいますね~。

 

 そして、発売日の変更に伴い、今後、感想は不定期になるやも?

 まんがタイムスペシャルの後に、「書けたら書く」という形になる可能性があります。

 どうなるかはわかりませんが、正直ここから月末の感想連打はキツイので・・・

 

 

 今月の「人生いろいろで賞」は、『私のデビュー物語』

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 スペシャルエッセイ企画で、6名の作家先生によるデビュー秘話が描かれております。

 植田まさし先生がはじめ、報道カメラマンをめざしておられたお話など、興味深かったです。

 そこからどのようにして4コマ漫画家へ転身したのか? 人生の分岐点でしたねえ・・・

 また、小坂俊史先生のふてぶてしさは、見習いたいプロ精神でしたね(ぇ

 

 

 

【今月のピックアップ!】

●つくねちゃん+30 (ひらふみ 先生)

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 トビラ、鬼っ娘コスの都さん・・・(30)

 そんな今回、つくねちゃんには待望の節分がやって来たー!

 と喜んだのも束の間、都さんからは「節分やらない」宣言が!?

 それを聞いて、泣くほどショックのつくねでしたが・・・ というお話。

 

 まあ、節分やめたくなるのもわかりますよ、本当につくねがキモいですから!

 でも、つくねの泣き落としに折れた都さん、鬼っ娘コスプレで登場するものの、

 つくねに「本家鬼っ娘」と比較されたり、肉付きのよいことを指摘されたり(^◇^;)

 都さんがお腹引っ込める4コマが楽しかった! 似合ってますよ、鬼っ娘コス(ぇ

 

 そんなに豆が欲しいか、つくねちゃん。

 ということで、ついに都さんが豆を用意してくれたはよいものの、

 それが大豆でなかったことから、つくねちゃんお冠!

 何やら都さんに「呪い」をかけるとか言ってますが・・・

 この「呪い」が効果テキメンで恐ろしー!Σ(゜Д゜;)

 いや、読者まで「呪い」にかかっちゃうじゃないですか!?

 千葉の人に、ごめんなさいじゃないですかァー!!???

 

 などなど、なんともグダグダな節分風景が楽しかった今回。

 私もしばらくは、この「呪い」から逃れられないかと思うと・・・ orz

 早くシャナクをかけてください! といった感じで、今後も楽しみです!

 

 

 

【ゲスト作品】

●ほし★でん (みづしま亜留 先生)

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 「4人姉妹のほんわか駅舎物語」

 流星鉄道の終点・流星駅。

 そこには4人姉妹がいて、上の3名は駅員さん。

 長女すばるさん(31)、次女るなさん(27)、三女いおさん(24)、四女ころなさん(17)。

 そんなローカル路線の終点駅ではたらく、姉妹たちを描いた4コマ作品です。

 

 トビラで一番目立つ位置にいるのが、次女るなさん。

 ドジなのがタマに傷ですが、明るく一生懸命な姿は好感もてるタイプですね。

 三女いおさんは、しっかり者で、経営などに気を配っています。

 長女すばるさんは、ふだん無表情なのに、大好きな電車の前では笑顔になるマニアさん。

 四女ころなさんは、制服着ているから、たぶん女子高生。 今回活躍はなかったですね。

 

 などなど、個性的な駅員姉妹が楽しい作品になっています。

 駅での働きっぷりに興味を惹かれる部分もありますし、

 また四女ころなさんの活躍(?)も見てみたいので、つづきに期待ですね!

 

 

 

●ジッパー彼氏。 (春夏アキト 先生)

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 私の彼はジッパー付!?

 笹美さんの彼氏は、生徒会長の鈴木半田くん。

 丸っこい体型から「パンダ」とあだ名され、人望厚い少年ですが、

 ある日、笹美さんは気づいてしまったのです。 彼の後ろに「ジッパー」があることを・・・

 

 といった風に始まったお話。

 なぜ背中にジッパーが? と気になって仕方ないまま、物語に引き込まれてしまいました。

 このジッパー、笹美さん以外の人には気づかれていないのですが、

 事あるごとに奇天烈な行動をとったり、熱湯かぶっても笑顔でいるパンダくんが、

 謎すぎて面白い! 笹美さんが、心の中でツッコミ入れまくっているのも笑いを誘います。

 

 そうしたパンダくんと笹美さんの、ジッパーをめぐるかけあい的やりとりが楽しい作品。

 4コマ的な笑いという点でも、私としては評価高め。

 最後、めっちゃ気になる終わり方をしていたので、これはぜひとも、つづき読みたいです!

 

 

 

【最終回!】

●みもりろっくおん! (みずなともみ 先生)

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 コミックス2巻、2月27日発売! ・・・ですが、最終回!

 超絶内気なみもりさん、今日も今日とて、大好きな今野くんをこっそりストーカー。

 最後のお話は、バレンタインとなりました。

 

 「どうやって渡そう」と授業中も、休み時間も、弁当の時間も、掃除の時間も、

 そして放課後に至るまで考え続けるみもりさん・・・ って、帰宅時間やんけ!

 さすが超絶内気、ちっとも渡せず、こっそり後をつけるだけ(^^;

 でも親友の美月さんにけしかけられて、ついに逃げない決意を固めますが・・・

 

 なんて内容でしたけど、まあいつも通り、何事もなく終わるんだろうな~

 と思っていたら、彼と初めて会った場所でのバレンタインが、

 なんともロマンチックで良い雰囲気だったじゃないですか~!

 今野くんは、みもり&美月を「禁断の関係」と誤解してますけど、

 このバレンタインを経て、何やら心情が揺れ動いている模様。

 さらにみもりさんも、ほんの少しだけ前進できたようで、そうした様子が微笑ましかった。

 

 今までのちっとも前に進まない、進んでも退いてしまう展開が、

 ここにきて、ちょっぴり進んだこと。 これが何とも絶妙でありました。

 超絶内気なみもりさんだからこそ、この小さな一歩が本当に大切なことだとわかります。

 これなら、もっとつづきを読みたくなってしまいますが、

 これでシメるのも、本作品らしい終わり方だな~とも感じます。

 

 内気なストーカー少女の恋は、これからもつづきますが、物語はこれにて幕。

 おそらく今後も、少しずつ少しずつ前進しながら、彼との関係を近づけてゆくことでしょう。

 そうした場面を思い浮かべつつ・・・ 楽しませていただきましたー!

 

 

 

●ピンクそらりんご (みずしな孝之 先生)

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 こちらも最終回! ・・・ですが、「第一部最終回」となっています。

 取り壊し寸前だった林檎館。

 でも、今では人も増えて、何だかんだとにぎやかに・・・

 最後は、大そうじの風景で終了となりました。

 

 ノリノリの管理人・九条さんに、イラつく住人一同。

 断捨離を連呼する九条さんを、“断捨離”してたのは笑った゜(*゜´∀`゜)゜

 しかし、二階堂がとんでもない秘密を知っていましたけど、これ、いつか日の目を見るの?

 そして、ゆったんさんも何だかんだで、空林檎館に愛着を感じ始めている模様。

 桃さんが調子乗っちゃってますけど、最後の言葉が第2部のお話とか、

 そういうわけではないですよね?(´▽`;) いや、それはそれで面白いか・・・

 

 などなど、廃墟のような建物・空林檎館にて、

 レトロ建築を愛好する古舘桃子さんをはじめ、個性豊かな住人達がくりひろげるコメディ。

 正直申し上げますと、私が当初期待したような、レトロ建築を中心とした物語ではなく、

 住人一同による空林檎館でのドタバタ劇になってしまったことは、やや残念感がありました。

 

 第2部では、そのあたりにスポット当たってくれると嬉しいかな?

 また、連載開始が昨年の同月号でしたので、

 リアルタイムで時間が進むタイプの作品でもあるようです。

 いつどこで2部が始まるのかはわかりませんが、つづきに期待しておきたいと思います!

 なお、次号よりみずしな孝之先生の新作が登場するようです。 そちらも楽しみです。

 

 

 

【目次4コマ】

・オニワーク (濵本隆輔 先生)

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 新たな目次4コマは、鬼っ娘が人間界へゆくお話。

 地獄にいる鬼のオニちゃん。

 とつじょ人間界に行くと言い出して、他の鬼たちを戸惑わせています。

 何やら思うところがありそうですが・・・ なんて感じで始まりました。

 キャラクターの可愛さに目が行きますけど、ネタ的にどれだけ楽しませてくれるか、

 期待ですね!

 

 ところで、『人造人間フラン』終わっちゃったんですかね?

 なかなか良い作品だと思っていますので、ゲストなどに登場していただきたいものです。

 

 

②へつづきます。