2013年3月号
今月号より、発売日が19日から22日となりました「まんがくらぶオリジナル」。
そのためなのか、表紙はオールスター勢ぞろい! 目次4コマのオニちゃんもいますね~。
そして、発売日の変更に伴い、今後、感想は不定期になるやも?
まんがタイムスペシャルの後に、「書けたら書く」という形になる可能性があります。
どうなるかはわかりませんが、正直ここから月末の感想連打はキツイので・・・
今月の「人生いろいろで賞」は、『私のデビュー物語』!
スペシャルエッセイ企画で、6名の作家先生によるデビュー秘話が描かれております。
植田まさし先生がはじめ、報道カメラマンをめざしておられたお話など、興味深かったです。
そこからどのようにして4コマ漫画家へ転身したのか? 人生の分岐点でしたねえ・・・
また、小坂俊史先生のふてぶてしさは、見習いたいプロ精神でしたね(ぇ
【今月のピックアップ!】
●つくねちゃん+30 (ひらふみ 先生)
トビラ、鬼っ娘コスの都さん・・・(30)
そんな今回、つくねちゃんには待望の節分がやって来たー!
と喜んだのも束の間、都さんからは「節分やらない」宣言が!?
それを聞いて、泣くほどショックのつくねでしたが・・・ というお話。
まあ、節分やめたくなるのもわかりますよ、本当につくねがキモいですから!
でも、つくねの泣き落としに折れた都さん、鬼っ娘コスプレで登場するものの、
つくねに「本家鬼っ娘」と比較されたり、肉付きのよいことを指摘されたり(^◇^;)
都さんがお腹引っ込める4コマが楽しかった! 似合ってますよ、鬼っ娘コス(ぇ
そんなに豆が欲しいか、つくねちゃん。
ということで、ついに都さんが豆を用意してくれたはよいものの、
それが大豆でなかったことから、つくねちゃんお冠!
何やら都さんに「呪い」をかけるとか言ってますが・・・
この「呪い」が効果テキメンで恐ろしー!Σ(゜Д゜;)
いや、読者まで「呪い」にかかっちゃうじゃないですか!?
千葉の人に、ごめんなさいじゃないですかァー!!???
などなど、なんともグダグダな節分風景が楽しかった今回。
私もしばらくは、この「呪い」から逃れられないかと思うと・・・ orz
早くシャナクをかけてください! といった感じで、今後も楽しみです!
【ゲスト作品】
●ほし★でん (みづしま亜留 先生)
「4人姉妹のほんわか駅舎物語」
流星鉄道の終点・流星駅。
そこには4人姉妹がいて、上の3名は駅員さん。
長女すばるさん(31)、次女るなさん(27)、三女いおさん(24)、四女ころなさん(17)。
そんなローカル路線の終点駅ではたらく、姉妹たちを描いた4コマ作品です。
トビラで一番目立つ位置にいるのが、次女るなさん。
ドジなのがタマに傷ですが、明るく一生懸命な姿は好感もてるタイプですね。
三女いおさんは、しっかり者で、経営などに気を配っています。
長女すばるさんは、ふだん無表情なのに、大好きな電車の前では笑顔になるマニアさん。
四女ころなさんは、制服着ているから、たぶん女子高生。 今回活躍はなかったですね。
などなど、個性的な駅員姉妹が楽しい作品になっています。
駅での働きっぷりに興味を惹かれる部分もありますし、
また四女ころなさんの活躍(?)も見てみたいので、つづきに期待ですね!
●ジッパー彼氏。 (春夏アキト 先生)
私の彼はジッパー付!?
笹美さんの彼氏は、生徒会長の鈴木半田くん。
丸っこい体型から「パンダ」とあだ名され、人望厚い少年ですが、
ある日、笹美さんは気づいてしまったのです。 彼の後ろに「ジッパー」があることを・・・
といった風に始まったお話。
なぜ背中にジッパーが? と気になって仕方ないまま、物語に引き込まれてしまいました。
このジッパー、笹美さん以外の人には気づかれていないのですが、
事あるごとに奇天烈な行動をとったり、熱湯かぶっても笑顔でいるパンダくんが、
謎すぎて面白い! 笹美さんが、心の中でツッコミ入れまくっているのも笑いを誘います。
そうしたパンダくんと笹美さんの、ジッパーをめぐるかけあい的やりとりが楽しい作品。
4コマ的な笑いという点でも、私としては評価高め。
最後、めっちゃ気になる終わり方をしていたので、これはぜひとも、つづき読みたいです!
【最終回!】
●みもりろっくおん! (みずなともみ 先生)
コミックス2巻、2月27日発売! ・・・ですが、最終回!
超絶内気なみもりさん、今日も今日とて、大好きな今野くんをこっそりストーカー。
最後のお話は、バレンタインとなりました。
「どうやって渡そう」と授業中も、休み時間も、弁当の時間も、掃除の時間も、
そして放課後に至るまで考え続けるみもりさん・・・ って、帰宅時間やんけ!
さすが超絶内気、ちっとも渡せず、こっそり後をつけるだけ(^^;
でも親友の美月さんにけしかけられて、ついに逃げない決意を固めますが・・・
なんて内容でしたけど、まあいつも通り、何事もなく終わるんだろうな~
と思っていたら、彼と初めて会った場所でのバレンタインが、
なんともロマンチックで良い雰囲気だったじゃないですか~!
今野くんは、みもり&美月を「禁断の関係」と誤解してますけど、
このバレンタインを経て、何やら心情が揺れ動いている模様。
さらにみもりさんも、ほんの少しだけ前進できたようで、そうした様子が微笑ましかった。
今までのちっとも前に進まない、進んでも退いてしまう展開が、
ここにきて、ちょっぴり進んだこと。 これが何とも絶妙でありました。
超絶内気なみもりさんだからこそ、この小さな一歩が本当に大切なことだとわかります。
これなら、もっとつづきを読みたくなってしまいますが、
これでシメるのも、本作品らしい終わり方だな~とも感じます。
内気なストーカー少女の恋は、これからもつづきますが、物語はこれにて幕。
おそらく今後も、少しずつ少しずつ前進しながら、彼との関係を近づけてゆくことでしょう。
そうした場面を思い浮かべつつ・・・ 楽しませていただきましたー!
●ピンクそらりんご (みずしな孝之 先生)
こちらも最終回! ・・・ですが、「第一部最終回」となっています。
取り壊し寸前だった林檎館。
でも、今では人も増えて、何だかんだとにぎやかに・・・
最後は、大そうじの風景で終了となりました。
ノリノリの管理人・九条さんに、イラつく住人一同。
断捨離を連呼する九条さんを、“断捨離”してたのは笑った゜(*゜´∀`゜)゜
しかし、二階堂がとんでもない秘密を知っていましたけど、これ、いつか日の目を見るの?
そして、ゆったんさんも何だかんだで、空林檎館に愛着を感じ始めている模様。
桃さんが調子乗っちゃってますけど、最後の言葉が第2部のお話とか、
そういうわけではないですよね?(´▽`;) いや、それはそれで面白いか・・・
などなど、廃墟のような建物・空林檎館にて、
レトロ建築を愛好する古舘桃子さんをはじめ、個性豊かな住人達がくりひろげるコメディ。
正直申し上げますと、私が当初期待したような、レトロ建築を中心とした物語ではなく、
住人一同による空林檎館でのドタバタ劇になってしまったことは、やや残念感がありました。
第2部では、そのあたりにスポット当たってくれると嬉しいかな?
また、連載開始が昨年の同月号でしたので、
リアルタイムで時間が進むタイプの作品でもあるようです。
いつどこで2部が始まるのかはわかりませんが、つづきに期待しておきたいと思います!
なお、次号よりみずしな孝之先生の新作が登場するようです。 そちらも楽しみです。
【目次4コマ】
・オニワーク (濵本隆輔 先生)
新たな目次4コマは、鬼っ娘が人間界へゆくお話。
地獄にいる鬼のオニちゃん。
とつじょ人間界に行くと言い出して、他の鬼たちを戸惑わせています。
何やら思うところがありそうですが・・・ なんて感じで始まりました。
キャラクターの可愛さに目が行きますけど、ネタ的にどれだけ楽しませてくれるか、
期待ですね!
ところで、『人造人間フラン』終わっちゃったんですかね?
なかなか良い作品だと思っていますので、ゲストなどに登場していただきたいものです。